
切って和えるだけ。冬のにんじんを“常備したくなる”クミンラペ
冬は、日が短く、外は寒く、仕事や用事を終えて家に帰る頃には、体も気持ちも少し冷えています。キッチンに立つ前に、まず温まりたい。そんな日が増える季節です。だからといって、外食や出来合いのものばかりにもしたくない。火を使って何品も作るほどの余裕はないけれど、冷蔵庫からさっと出せる野菜がひとつあるだけで、食事の準備はずいぶん楽になります。今回は、冬のにんじんのシャキシャキ感をそのまま楽しめる、切って和えるだけのクミンラペをご紹介します。
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目次
冬のにんじんは、甘さを活かして生で楽しむ

冬のにんじんは、寒さに当たることで糖分を蓄え、甘みが増します。同時に、水っぽさが少なく、えぐみも出にくいのが特徴です。そのため、下処理をしなくても味がぼやけず、生のままで食べても、にんじん本来の甘さと歯ごたえを楽しめます。冬は、にんじんを「火を通さずに食べる」のに向いている季節です。
生で食べるにんじんに合う料理、それがラペ
生のにんじんをおいしく食べる料理として、フランスの家庭で親しまれているのが「ラペ」です。
ラペは、野菜を細く刻み、オイルや酸味でさっと和えるだけのシンプルな料理。加熱しないからこそ、素材の味や食感がそのまま残ります。冬のにんじんの甘さと歯ごたえを活かすなら、ラペはとても相性のいい選択です。
シャキシャキ感を活かすために、塩もみはしない

ラペというと、下ごしらえで塩をふって水分を出すイメージがありますが、今回のレシピではその工程は行いません。理由はシンプルで、冬のにんじんのシャキシャキした歯ごたえを、そのまま楽しみたいから。
もともと味が濃く、水分も安定している冬のにんじんなら、塩もみをしなくても、十分おいしく仕上がります。
クミンは、にんじんの甘さを引き締めるスパイス

今回使うのは、クミンシード。クミンは、カレーの香りの土台にも使われるスパイスで、スモーキーな香りが特徴です。
粒のまま使うことで、噛んだときにふっと香りが立ち、にんじんの甘さや食感を邪魔しません。スパイスというより、「香りのアクセント」と考えると取り入れやすいですよ。
冬にんじんのクミンラペの作り方
ラペは、密閉容器に入れて冷蔵庫で保存すれば、2~3日ほどおいしく食べられます。作りたてはシャキシャキ感が際立ち、時間が経つと味がなじんで、常備菜として使いやすくなります。
・オリーブオイル …… 大さじ1
・リンゴ酢 …… 小さじ1~2
・砂糖……小さじ1
・クミンシード …… 小さじ1/2
・塩 …… ひとつまみ(味をととのえる程度)
・粗挽き黒こしょう …… 少々
お好みでレーズンやクルミを加えるのもおすすめです。
1. にんじんを細切りにする。
2. フライパンにクミンシードを入れ、弱火で軽く乾煎りする。
※色づく前、香りが立ったところで火を止める。
3. ボウルににんじん、オリーブオイル、リンゴ酢、クミンシードを加えて和える。味を見て、必要であれば塩をほんのひとつまみ加える。
4. 仕上げに黒こしょうをふって完成。
ラペは「太さ」が命。だからスライサーにこだわる

ラペは、細すぎても、太すぎてもおいしさが半減します。細すぎると水っぽくなり、太すぎると味がなじまず、食感も重くなる。
シャキシャキ感を活かしつつ、味をきちんと絡ませる。そのちょうどいい太さを安定して出すために、私がラペのために買ったと言っても過言ではないのが、貝印 KAI 千切り器 SELECT100です。
刃の切れ味がよく、力を入れなくてもスッと切れる。にんじんの繊維を潰さず、断面がきれいに仕上がるので、
シャキシャキ感がしっかり残ります。
何より、使い勝手がいい。さっと出して、さっと洗えて、片づけも楽。「今日はラペにしよう」と思った気持ちを、道具が邪魔しないのも、続けられる理由のひとつです。

貝印 KAI 千切り器 SELECT100 DH3003
「作り置き」じゃなく、「あると安心」な常備菜

にんじんラペは、きっちり保存を意識した作り置きというより、「冷蔵庫にあると助かる存在」。酸味とオイルで和えているので保存がきき、少しずつ使えるのも、このラペのいいところです。シャキシャキした食感があるだけで、食卓に自然とリズムが生まれます。
冬のにんじんを、無理なく使い切るために

切って和えるだけで成立するのは、冬のにんじんそのものに甘さと力があるから。そこに、クミンシードの香りが加わることで、最後まで飽きずに食べ切れます。
シャキシャキ感を楽しみながら、冬のにんじんを、無理なく、無駄なく。この季節だからこそ作りたい一皿です。
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