
冬の夜、豚肉にりんごと生姜を足すだけ。アップルジンジャーソースのポークソテー
忙しい日も、寒い夜も、「ちゃんと作らなきゃ」と自分を追い込まなくていい。この連載では、手順はシンプルなのに、食卓に出すと少し気分が上がる。そんな「簡単おしゃれレシピ」を紹介していきます。今回の一皿は、アップルジンジャーソースのポークソテー。豚肉を焼いて、りんごと生姜を加えるだけ。特別な材料も、難しい工程もありません。料理が得意じゃなくても大丈夫。火を使う時間は短く、工程は少なく。それでも、できあがった一皿には、ちゃんと「今日はこれでよかった」と思える余韻が残る。そんなごはんのお話です。
目次
「ちゃんと作らなくていい日」があってもいい

毎日のごはんは、がんばりの証明である必要はありません。私はまず、肩の力を抜くところからはじめます。仕事が長引いた日、外が寒すぎる日、頭の中ではもう部屋着に着替えている夜。そんな日にまで、完璧なごはんを目指さなくていいと思うのです。
“手抜き”と“手軽”は、似ているようで違う

工程を減らすことは、雑にすることではありません。必要なところだけ手をかけて、あとは潔く省く。それも立派な選択です。料理をサボった罪悪感は、だいたい自分で作り出しているもの。実際は、お皿にきちんと盛るだけで、夜の空気はちゃんと整います。
簡単なのにおしゃれ。アップルジンジャーソースのポークソテー

ここからは、今日の一皿の話。難しいことをしなくても、ちゃんと“ごちそう”に見えるレシピです。
材料(2人分)

・りんご…1/2個
・生姜…1かけ
・塩・こしょう…各少々
・オリーブオイル…小さじ1
・アップルジンジャーソース
・しょうゆ…大さじ1
・みりん…大さじ1
・酒…小さじ1
・砂糖…小さじ1
・バター…10g
特別な材料はありません。「今からでも作れる」ことを、いちばん大事にしています。
豚肉は、面倒がらずに筋切りを。ここをサボると、焼いている途中でお肉が自己主張を始めます。
反らず、縮まず、やわらかく。筋切りは、ポークソテーの機嫌を取る作業です。このひと手間で、火の入り方が均一になり、仕上がりはやわらかく、見た目もきれいになります。
りんごは皮付きのまま、生姜は皮をむいてすりおろしておきます。
フライパンにオリーブオイルを入れ、中火にかける。温まったら豚肉を入れ、片面だけ焼きます。ここはぐっと我慢して触らないこと。早く動かしたくなりますが、焼き色がつくまで待ちます。触らずに焼くと、表面がきれいに色づき、肉のうまみも外に逃げにくくなります。

片面に焼き色がついたら、一度取り出す。この段階で中まで火が通っていなくても、まったく問題ありません。

同じフライパンにりんごと生姜を入れ、軽く炒める。油は足さなくて大丈夫。さっきまで豚肉がいた場所には、ちゃんとうまみが残っています。
りんごが少し透き通り、「あ、いい匂い」と思ったら、アップルジンジャーソースの調味料をすべて加える。

豚肉をフライパンに戻し入れ、ソースをさっと絡める。ここで張り切って煮詰めすぎないのが大事。煮詰めすぎると、ソースは急に重たくなり、豚肉も無口になります。全体がなじみ、豚肉に火が通ったら完成。
特別なことをしていないのに、ごちそうに見える理由

このポークソテーは、難しい工程も特別なテクニックもありません。それなのに、食卓に出すと少しだけ背筋が伸びる。その理由は、味の組み合わせにあります。
りんごの甘さと生姜の香り
りんごの自然な甘みと、生姜のきりっとした香り。この組み合わせが、いつもの豚肉を冬向きの表情に変えてくれます。
“ソースがある”だけで、特別感が生まれる
焼いただけのお肉でも、ソースがあると不思議とちゃんとして見える。それだけで、今日は外で食べたみたいな気分になります。
おしゃれは、レシピより“出し方”で決まる
味が整ったら、次は見せ方の話。ここで少しだけ意識を変えると、印象が大きく変わります。
盛りすぎない。全部かけない
ソースは控えめに。全部かけず、少し残すくらいがちょうどいい。
ワンプレートにしないだけで雰囲気が変わる
皿を分ける。
グラスを変える。
クロスを一枚敷く。
料理より先に、気分を整えたほうが早い日もあります。
料理は、自分をご機嫌にする手段でいい
最後に、今日の一皿をどう受け取るかの話を。
料理は、評価されるものじゃなくていい。完璧じゃなくていいし、毎回うまくいかなくてもいい。「簡単だけど好き」な一皿があるだけで、夜はずいぶん楽になります。
この連載では、これからも簡単なのに、食卓に出すと気分が上がるレシピを紹介していきます。
今日の一皿が、明日の自分を少し助けますように。
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