
ラムって、夏がおいしい。ラムと夏野菜のスパイスソテー
ラム肉というと、少しハードルが高いイメージはありませんか?クセがありそう、家ではうまく焼けなさそう。そんな理由で、なんとなく手が伸びない人も多いかもしれません。でも実は、ラム肉は驚くほどシンプルな調理がおいしい食材です。旬を迎えた夏野菜と一緒にフライパンで焼いて、レモンをぎゅっと絞るだけ。手間はかからないのに、食卓が少しだけ旅先のレストランのようになります。夏だからこそ楽しみたい、大人のごちそうレシピをご紹介します。
目次
ラム肉は、思っているよりずっと身近

以前は専門店でしか見かけなかったラム肉も、最近ではスーパーで手軽に買えるようになりました。ニュージーランド産やオーストラリア産のラムはクセが少なく、初めて食べる人でも挑戦しやすいものが増えています。
ラムのおいしさは、独特の香り。苦手だと思われがちなその香りも、実はハーブやスパイス、レモンとの相性が抜群です。牛肉とも豚肉とも違う、軽やかなうま味があり、暑い夏でも重たさを感じません。
私は海外を旅すると、ラム料理を見つけるとつい注文してしまいます。ヨーロッパでもニュージーランドでも、中東でも。国によって味つけは違うのに、ラムの香りだけは共通していて、「旅をしているな」と感じさせてくれる味のひとつです。
ラムチョップは少し値が張りますが、最近はスーパーでラム肉の切り落としや肩ロースも見かけるようになりました。価格もぐっと手頃なので、「まずは試してみたい」という人には、こちらがおすすめです。
夏野菜は、焼くだけで十分

ラムに合わせるのは、ズッキーニ、パプリカ。どれも夏になると甘みが増し、焼くだけでおいしくなる野菜です。野菜は細かく味つけをする必要はありません。オリーブオイルで焼いて、少し焼き色をつけるだけ。ズッキーニはみずみずしく、パプリカは甘く。それぞれ違う食感が楽しめます。
料理をしていると、「何か足さなきゃ」と思ってしまうことがあります。でも旬の野菜は、引き算くらいがちょうどいい。素材のおいしさをそのまま味わうくらいが、一番贅沢なのかもしれません。
スパイスは、香りを楽しむくらいがちょうどいい

このレシピで使うのは、クミンとコリアンダー。どちらもたくさん使う必要はありません。ほんの少し加えるだけで、ラムの香りがふわりと引き立ちます。
「スパイス料理」と聞くと難しそうですが、目指したいのは本格的な異国の味ではなく、「なんだかいい香りがするね」と感じるくらい。最後にレモンをぎゅっと絞れば、全体が一気に軽やかになります。
スパイスの香りとレモンの爽やかさ。
その組み合わせが、夏のラムにはよく似合います。
ラムと夏野菜のスパイスソテー レシピ

・ラム肩ロース肉またはラム切り落とし…250~300g
・ズッキーニ…1本
・赤パプリカ…1/2個
・黄パプリカ…1/2個
・オリーブオイル…大さじ1
・クミンパウダー…小さじ1/4
・コリアンダーパウダー…小さじ1/2
・塩…小さじ1/2
・黒こしょう…適量
・レモン…1/2個
・イタリアンパセリ…適量
※ラムチョップで作ると、おもてなしにもぴったりなごちそうに。普段の食卓なら、ラム切り落としや肩ロースでも十分おいしく仕上がります。
レモンを絞ると、夏になる
この料理は、最後のひと手間でぐっと印象が変わります。食べる直前にレモンをぎゅっと絞ること。ジュッという音と一緒に立ちのぼる香りで、「いただきます」が少し待ち遠しくなります。
酸味が加わることで、ラムのうま味はより引き立ち、焼いた夏野菜もぐっと軽やかな味わいに。冷たいビールはもちろん、白ワインや軽めの赤ワインともよく合います。暑い日でも、「もうひと口食べたい」と思わせてくれるのは、このレモンのおかげかもしれません。
いつもの食卓に、新しい定番を

ラム肉は、少しだけ勇気がいる食材かもしれません。でも、一度そのおいしさを知ると、「今日はラムにしようかな」と思う日がきっとやってきます。
旬の野菜と一緒にフライパンで焼いて、レモンを絞る。
頑張りすぎなくても、いつもとは少し違う食卓になる。
そんな"ちょっとした冒険"が、毎日のごはんを楽しくしてくれるのだと思います。
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