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更新日: 2026年7月7日

海外旅行で私を救ったのは、英語力ではなくスクショだった

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海外一人旅で大事なものは何か。英語力。度胸。コミュニケーション能力。もちろん、それらも大切です。でも、20年以上ひとりで海外を旅してきた私が声を大にして言いたいのは、「スクリーンショット、撮っとこう」です。

若い頃は、「旅はトラブルも含めて楽しむもの」なんて思っていました。でも大人になるとわかるんです。トラブルは、ないほうがいい。そして、回避できるトラブルなら回避したい。海外でネットがつながらない。 ホテルの住所がわからない。 予約画面が開けない。そんな時、私を何度も助けてくれたのは、流暢な英語でも旅の経験値でもなく、一枚のスクリーンショットでした。

人はネットがないだけで、驚くほど弱くなる

スマホを操作する人
出典:Adobe Stock

海外旅行へ行くと、つい忘れてしまうことがあります。それは、

ネットは永遠ではない」ということ。

空港でつながっていたWi-Fiが急に切れる。
eSIMの設定がうまくいかない。
地下鉄に乗ったら圏外になる。

そんなことは普通にあります。でも私たちは普段、スマホが万能すぎる世界で生きている。

Googleマップがある。
翻訳アプリがある。
予約サイトもある。

だから突然ネットがなくなると、「ホテルどこ?」となる。そして私は実際になりました。そんなときに頼りになるのが、スマホのスクリーンショット、「スクショ」です。

まずはホテル情報をスクショする

ホテル予約スクショ
出典:Booking.com

海外旅行で真っ先に保存するのは、ホテルやアパルトマンの予約画面です。ホテル名だけではなく、

住所
電話番号
予約番号
チェックイン方法
まで見える状態で保存します。

以前、パリで予約していたアパルトマンの住所がわからなくなったことがあります。到着直後、なぜかネットがつながらない。予約サイトも開かない。オーナーからのメッセージも見られない。

私はスーツケースを引きながら、「泊まる場所はある。でも、どこにあるかわからない」という、なかなか哲学的な状況に陥りました。旅先で突然始まる実存主義。それ以来、住所と予約番号のスクショは必須です。人は失敗したあとにだけ賢くなる。

Googleマップは“見るもの”ではなく“保存するもの”

Googleマップスクショ
出典: Googleマップ

ホテル周辺の地図もスクリーンショットしておきます。現地でGoogleマップを見るのはもちろん便利です。でも私は、ホテル周辺や駅からホテルまでのルートも保存しておくことが多い。なぜなら、人は思った以上に方向音痴になるから。

特に夜。
特に疲れている時。
特に石畳の上でスーツケースを引いているとき。
普段なら読める地図も、旅先では急に暗号になる。

搭乗券はアプリよりスクショ

出典:ANA

航空会社のアプリは便利です。でも時々ログアウトしている。なぜ今なのか。昨日まで仲良くしていたじゃないか。そう思いながらパスワードを探すことになる。

だから私は、

搭乗券
フライト番号
出発時刻
が見える状態で保存しています。

旅先で欲しいのは最先端の機能ではなく、確実性です。

現地語表記の住所は、英語よりスクショが強い

ホテル住所スクショ
出典:City Yard Inn Hotel

ホテル名や住所は、現地語表記も保存しています。これはタクシー運転手さんや駅員さんに見せる用。英語が通じない国は意外とあります。発音できなくてもいい。見せればいい。

私は旅を重ねるほど、「話せる」より「見せられる」のほうが強い気がしています。

私は“食べたいもの”もスクショする

トナカイ料理
撮影:ワタシト編集部

最近の私のスクリーンショットフォルダを見ると、食べ物だらけです。旅の準備というより、ほぼ食欲。でもこれが意外と役に立つ。

旅行前にInstagramや旅行サイトを見ながら、「これ食べたい」と思った料理を保存しておくんです。すると現地で、「あっ、これ見たやつだ!」が起きる。

名前が覚えられない料理。
読めない料理。
発音した瞬間に別の料理になりそうな料理。

スクショを見せるだけで確実に求めていた料理に出会えます。

“欲しいもの”もスクショする

撮影:ワタシト編集部
撮影:ワタシト編集部

そして実は、私がいちばんスクショしているのはこれかもしれません。

バルト三国のひとつ、ラトビアを旅したときのことです。どうしても欲しかったものがありました。それは伝統柄のハンドメイドミトン。エストニアの手仕事を代表する工芸品で、羊毛で編まれた素朴なミトン。これが本当にかわいい。旅行前から画像を保存し、「この柄!」「この色!」と執念深くスクショしていました。

現地ではマーケットやお店を巡るたびにスマホを開く。その姿は完全に捜査員。結果的に、お目当てのミトンを見つけたときは、観光名所より興奮しました。

旅先で欲しいものに出会うのも楽しい。
でも、欲しいものを探しに行く旅もまた楽しい。
スクリーンショットは、未来の自分の“物欲メモ”でもあるんです。

スクショは、未来の自分を助ける

ミラノ中央駅
撮影:ワタシト編集部

若い頃は、「なんとかなる」で旅をしていました。実際、なんとかなった。でも今は、少し違います。

ホテルの住所くらいは知っていたい。
空港からの行き方くらいは迷わず着きたい。
そのぶん、街の匂いとか、人の笑い声とか、夕暮れの色とか。そういうものに、ちゃんと時間を使いたい。だからスクリーンショットを撮ります。

大人の一人旅は、無防備でいることじゃない。自分が楽しめるように、自分をちゃんと助けてあげることなんだと思います。

海外旅行で私を何度も救ってくれたのは、英語力ではありませんでした。度胸でもありません。たぶん、一枚のスクリーンショットです。

夢はない。でも、ものすごく役に立ちます
旅のドキドキまで消したいわけじゃない。ただ、ドキドキする理由は、自分で選びたいと思いませんか?

特集「大人の一人旅」はこちら

※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
※本記事に掲載する一部の画像はイメージです。
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執筆者
ライター
おだりょうこ
猫と旅、音楽と映画で形成されたライター&エディター。旅欲が止まらない旅ジャンキー。料理は作るの食べるのも好き。日々の暮らしにひとさじほどの丁寧さを意識することを心がける日々。
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