
すりおろす音までごちそう。純銅おろし金がある食卓
しゃりしゃりと薬味をすりおろす音が、台所に響く。その瞬間から料理は始まっている気がします。私は薬味がとにかく好きで、生姜や柚子皮をよく使います。そんな暮らしの中で出会ったのが、大矢製作所の純銅おろし金「ツル型」。手のひらに収まる小さな形は、香りと辛みを鮮やかに立ち上げ、食卓の空気まで変えてくれました。
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薬味のおいしさを変える純銅おろし金

わが家の食卓に欠かせない薬味。大根おろしや生姜、柚子皮など、ひとさじ添えるだけで料理の印象ががらりと変わります。そんな暮らしの中で出会ったのが、大矢製作所の純銅おろし金「ツル型」です。手のひらに収まる小さな形。すりおろすときに響くしゃりしゃりという音さえも、ごちそうの一部になっていきます。
純銅だから引き出せる香りと辛み

以前に使っていたステンレス製のおろし金では、香りが立たず辛みもどこかぼやけてしまう…。薬味が好きだからこそ、その物足りなさが気になっていました。
思い切って純銅おろし金に変えてみたところ、しゃりしゃりと軽やかな音とともに生姜は繊維を潰さず細かく断ち切られ、ピリッと冴えた辛みが立ち上がるではありませんか!柚子皮はふわりと香りが広がり、爽やかさが残る。その違いは、素材である純銅の特性にありました。
純銅おろし金の特徴
・香りを守る:熱を分散しやすいので、摩擦熱で香りが飛ばない。
・薬味の鮮烈さ:生姜は辛みが際立ち、柚子皮や大葉は香りが鮮やかに広がる。
・育つ素材:使うほど色合いが深まり、古びるのではなく「育つ」と感じられる。
ひとくちにおろし金といっても、素材が変わるだけで仕上がりも料理の表情も大きく違うのだと、暮らしの中で実感しています。
職人の手が刻む、一目ずつの目立て

大矢製作所のおろし金は、機械で一気に打ち抜くのではなく、職人が一目ずつ小さな刃を刻んでいきます。銅はやわらかい金属だからこそ、この作業が可能。目の角度や深さを調整しながら刻まれた刃は、均一で鋭さを保ち、繊維をつぶさずに断ち切ることができます。

その違いはすりおろした瞬間に現れます。生姜は水分を含みつつピリッと冴え、柚子皮は香りが立ち上がる。ほんの少量でもムラなくすりおろせる繊細さは、毎日の薬味づくりを心地よいものにしてくれます。しゃりしゃりと響く音が澄んでいるのも、刃が丁寧に刻まれている証。技術が暮らしの台所にまで息づいていると感じます。
ツル型の愛らしさと縁起のよさ
私が愛用しているのは、羽ばたく鶴を模した「ツル型」。鶴は長寿や吉祥を象徴する縁起物です。薬味用にちょうどよい小さなサイズでありながら、形そのものが台所を少し明るくしてくれる。実用性と遊び心をあわせ持つ道具は、使うたびに気持ちを和ませてくれます。
和洋を超える使い道
純銅のおろし金は和食だけにとどまりません。パスタにパルメザンチーズを削ったり、ドレッシングに少量のにんにくを加えたり。薬味感覚で多彩な素材を扱えるのが楽しさです。料理の幅を広げ、日常の食卓に新しい余白を生み出します。
長く使うためのお手入れ

純銅のおろし金は、使うほどに応えてくれる道具です。使ったらすぐに水で流し、ブラシで繊維を落とすだけ。洗剤は不要で、自然に乾かせば十分です。銅は使い込むほど色合いを深め、暮らしの時間を映していきます。明るい銅色から渋みを帯びた色へ。その変化を「古びた」ではなく「育った」と感じられるのが純銅ならではの魅力です。
世代を超えて残したい道具

大矢製作所のおろし金は目が摩耗しても研ぎ直しができるため、消耗品ではなく、時間とともに育っていく道具です。しゃりしゃりと薬味をすりおろす音や、立ちのぼる香りは、わが家の食卓の記憶として積み重なっていきます。
薬味を添えるだけではなく、暮らしそのものを映し出す純銅のおろし金。すりおろす音までもがごちそうとなり、世代を超えて受け継がれていくことでしょう。
大矢製作所製 純銅製 卓上おろし金 ツル型 薬味用
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