
ポテトグラタンより簡単。ドフィノアという、冬のごちそう
寒い季節になると、オーブン料理が恋しくなります。けれどポテトグラタンと聞くと、少しだけ身構えてしまう。ホワイトソースを作って、鍋を洗って、焼く前にもうひと仕事。おいしいのはわかっているけれど、平日の夜には、少し重たい。そんなときに知っておきたいのが、ドフィノアというフランスの家庭料理です。
目次
ドフィノアは、フランスの家庭料理
ドフィノアは、フランス・ドーフィネ地方で生まれた家庭料理。薄切りにしたじゃがいもを、生クリームでじっくり焼き上げる、とてもシンプルな料理です。
見た目はグラタンによく似ていますが、ホワイトソースは作りません。小麦粉も使いません。なのに、焼き上がると自然にとろみがつく。それは、じゃがいもが持つでんぷんの力のおかげ。
材料も工程も驚くほど少ない。それなのに、食卓に出すと少し特別感がある。わが家にとってドフィノアは、そんな料理です。
レシピ|アンチョビ入りドフィノア

・じゃがいも …… 3~4個
・生クリーム …… 200ml
・ピザ用チーズ …… 50g
・アンチョビ …… 2~3枚
・にんにく …… 1/2片
・黒こしょう …… 少々
・塩 …… ひとつまみ(控えめに)
表面にこんがり焼き色がつき、中まで火が通ったら完成です。
ポテトグラタンより、ずっと簡単

ドフィノアが失敗しにくい理由は、じゃがいものでんぷんにあります。加熱することで澱粉が生クリームに溶け出し、自然にとろみがつく。鍋で混ぜる必要も、火加減を気にする必要もありません。
オーブンに入れたら、あとは時間が仕上げてくれる。ポテトグラタンより気楽なのもうれしいですね。
ドフィノアに向いているじゃがいも

ドフィノアに向いているのは、でんぷん質の多いじゃがいも。
・キタアカリ
・少し熟したメークイン
ほくほく系はでんぷんが出やすく、クリームとよくなじみます。水分の多い新じゃがは、とろみが出にくいので不向きです。
アンチョビが生む、塩けとコクのハーモニー
今回のレシピでは、アンチョビを加えています。アンチョビの塩けと旨みは、生クリームとチーズのコクを引き締める役割。重くなりがちな味に、奥行きを与えてくれます。混ぜ込まず、刻んで上に散らすのがポイント。一口ごとに味の濃淡が生まれ、最後まで食べ飽きません。
簡単なのに、おしゃれ。これもポイント
ドフィノアの材料はとてもシンプル。特別な技術もいりません。それでもドフィノアが少しおしゃれに見えるのは、フランスの家庭料理らしい、削ぎ落とされた作り方があるから。
平日の夜にも、人を招いた日にも、無理なく出せる。簡単なのに、ちゃんとして見える。ドフィノアは、そんな冬の定番になってくれる料理です。
忙しい日でも、オーブンに入れて待つだけで、食卓が少し整う。特別なことをしなくても、ちゃんとおいしくて、ちゃんと気分が上がる。そんな、ちょうどいいごちそう「ドフィノア」をぜひ、レパートリーにくわてみてくださいね。
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