
ウォシュレットは後付けできる?製品の選び方や取り付け方、賃貸での対応について解説
ウォシュレットの後付けについて徹底解説!今使っている自宅のトイレにウォシュレットって後付けできるの?という疑問から、製品の選び方、取り付け方まで紹介します。また賃貸の場合や、気になる費用についても紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ウォシュレットは後付けできる?
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ウォシュレット(シャワートイレ・温水洗浄便座)は、さまざまな種類が販売されており、規格が合えば既存のトイレに後付けすることが可能です。
ただし、後付けできないトイレもあるので、取り付け前に確認をしましょう。また、便器の種類によっては、取り付け以外にも追加工事が必要になることもあります。
ウォシュレットが後付けできないトイレ
・ユニットバスのトイレ
・タンク一体型のトイレ
・フラッシュバルブ式トイレ
・汲み取り式など水洗式ではないトイレ
・ユニバーサルトイレなど特殊な便器 など
ウォシュレットを後付けするときにチェックしておくこと
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ウォシュレットを後付けするときには、以下の点を事前にチェックしましょう。
ウォシュレットを後付けする前にチェック1:トイレ内の電源コンセントの有無
ウォシュレットを動作させるためには、電源プラグを差し込むコンセントが必要です。感電防止のためアース線の接続もできなければなりません。
アース線を接続できるコンセントがない場合は、コンセントを増設することで対応可能です。コンセントの増設には「電気工事士」の資格が必要なので、資格を持った業者に依頼しましょう。
ウォシュレットを後付けする前にチェック2:コンセントの位置・電源コードの長さ
ウォシュレットの電源コードの位置と、コードがコンセントに届く長さかを確認し、遠い場合は電源コードの長いタイプのウォシュレットを選びましょう。
ウォシュレットを後付けする前にチェック3:スペースの有無
ウォシュレットの種類により、必要な寸法が決まっています。便座部分に電子部品が入っていたり、横にコントローラーが付いていたりするタイプなど、通常の便座より幅が必要なタイプのものもあるので、注意が必要です。
後付けウォシュレットの選び方
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ウォシュレットは、製品によってサイズが異なります。今ある便器のサイズを測り、便器に合ったサイズのウォシュレットを選びましょう。
便器は、大型サイズのエロンゲート、小型サイズのレギュラーの2種類。便器の長さと開口のサイズを計測すると、どちらのタイプか判断できます。
・レギュラータイプ:便器の長さ 4440mm/開口部 320~350mm
また、最近のウォシュレットには、どちらのタイプにも対応できる兼用タイプもあります。
自分でウォシュレットを取り付けよう!

ウォシュレットの価格はピンキリですが、プロの業者に依頼した場合、本体費と工事費込みで23,00円から88,000円程度費用がかかると言われています。
少しでも費用を抑えたいという場合は、自分で取り付けるのがおすすめ。ここからは、ウォシュレットの取り付け方を紹介します。
・マイナスドライバー
・モンキーレンチまたはボックスレンチ
・便座締め付け工具(トイレの種類によって必要)
・パイプカッター(配管に既存の管を再利用する場合)
・バケツ
・雑巾
トイレタンクの横側にある止水栓を締めます。トイレ内に止水栓がない場合は、水道の元栓を閉めましょう。
給水管の端についているナットを回し、既存の給水管を取り外します。古い分岐金具がついている場合も取り外しましょう。給水管に水が残っていることがあるので、バケツや雑巾を用意しておくと安心です。
ウォシュレットに付属されているパッキンを、分岐金具と止水栓の間に挟むように接続します。古いパッキンがあっても新しいパッキンを使いましょう。
トイレの種類によっては、分岐金具とタンクを接続する「フレキシブル管」の取り付けが必要となる場合があります。
便座は、便器の下からナットで止まっているので、モンキーレンチなどの工具を使い取り外します。
ウォシュレットはベースプレートを設置して、そこに本体をはめ込むタイプと、便器にそのまま固定するタイプの2種類があります。
ベースプレートを設置するタイプは、ウォシュレット取り付け穴に、ベースプレート用ゴムプッシュを差し込み、ベースプレートをネジで締め付けて固定します。
ベースプレートを取り付けたら、ウォシュレットをベースプレートに差し込みましょう。
本体の準備が整ったら、給水ホースと給水管を取り付けます。
本体のすべての準備が整ったら、電源をコンセントに、アース線をアース端子に接続します。
試運転をして各機能の確認と、配管のゆるみなどがないか確認をしてください。
水漏れはすぐに見つからないこともあるので、設置をしてから数日は、止水栓の下に雑巾などを敷き、水漏れがないかを確認しましょう。
メーカーによって、接続手順が異なる場合もあります。必ず取付説明書を確認して取り付けを行ってください。
ウォシュレットの後付けは自分でできるとはいえ、意外と工数の多いもの。しっかり設置できるか不安という場合は、やはりプロの業者に依頼するのが安心です。プロの業者は作業に慣れていて、特殊な工具も持っているので適切に作業をしてもらえます。
賃貸でウォシュレットは後付けできる?
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今回はウォシュレットの後付けについて解説しました。最後に賃貸物件の場合でも、後付けが可能かを解説します。
結論から言うと、賃貸でもいくつかの条件を満たすことで、ウォシュレットを後付けすることができます。
大家さん・管理会社に相談
賃貸住宅でウォシュレットを後付けしたいときは、まず貸主に連絡しましょう。許可を得る前に取り付けてしまうと、契約違反などのトラブルになるため、必ず許可が必要です。
退去時に後付けしたウォシュレットを取り外して原状回復する
賃貸住宅では、設備を変更した場合、退去時に原状回復して元通りにする決まりになっています。ウォシュレット取り付け時に外した元の便座は、退去時に必要になるので廃棄せずに大切に保管しておきましょう。
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