
換気扇がうるさい理由はなに?4種類の音の原因と対策を徹底解説
換気扇の音がうるさい場合の原因や対策を紹介。異音がしていても故障しているわけではなく、汚れているという理由も考えられます。焦ってプロの業者に点検をしてもらわずとも、自分で解決できる場合もあるので参考にしてみてください。
本記事内ではアフィリエイト広告を利用しています
目次
換気扇がうるさい!音の種類から考えられる原因と対策は?

一口に換気扇がうるさいと言っても、音の種類によって原因が異なることも。まずは音の種類別に、換気扇の異音の原因を確認していきましょう。
換気扇の異音の種類は大きく、
・カラカラという音の場合
・キューという音の場合
・ジーという音の場合
の4つにわけることができます。
換気扇がゴーゴーとうるさい場合
換気扇から「ゴー」という音がする場合、プロペラやファンにホコリなどの汚れが溜まり、回転バランスを崩している可能性が考えられます。
キッチンの換気扇の場合、換気扇の油汚れなどが蓄積し異音の原因になっているケースがほとんど。お風呂の換気扇の場合は油汚れなどはないものの、ホコリが溜まることもあるので油断は禁物です。この音は換気扇掃除で解決する場合が多いので、汚れを確認してみましょう。
換気扇がカラカラとうるさい場合
換気扇から「カラカラ」という音がする場合は、換気扇のモーターが軸ずれを起こしている可能性が考えられます。破損や変形も考えられるので、そのまま使い続けると他の部品を痛めてしまうことも。
この場合はプロの業者さん点検を依頼し、修理の相談してみるのがいいでしょう。
換気扇がキューキューとうるさい場合
換気扇から「キュー」という音がする場合は、プロペラやファンを回す軸の潤滑油が不足しているかもしれません。この場合はしっかり掃除をしてから潤滑油をさすと解消されることが多いので、試してみてください。
換気扇がジージーとうるさい場合
換気扇から「ジー」という音がする場合は、サビが原因であることが考えられます。とくにこの音はお風呂の換気扇に多いトラブルで、湿気によって表面や内部が錆びてしまっている可能性があります。
自力でサビ取りできる範囲なら問題ないですが、サビのつき具合によっては修理・交換が必要になる場合もあるので、業者さんに確認してみるのがいいかもしれません。
換気扇がうるさいと思ったら掃除しよう!

換気扇の音が気になったときは、まずは掃除をするのがおすすめ。リビングやトイレ、お風呂の換気扇などは、キッチンに比べるとそこまで汚れがひどくない場合が多いので、スプレーなどで掃除が可能です。安全面を考慮して、ゴム手袋とマスクをして作業をしましょう。
・ゴム手袋
・マスク
・新聞紙
・スプレー洗剤
・スポンジ

お風呂場など、汚れても良い広いスペースに換気扇のパーツを置いてスプレーを吹きかけます。

マジックリン ハンディスプレー 400mL
今回使用したのはマジックリン。全体にまんべんなく洗剤が行き渡るように吹きかけましょう。

洗剤が油汚れを浮かせてくれるのを待ちます。

スポンジでごしごしこすりながら、洗剤が部品に残らないようていねいにすすぎます。

洗い終えたら新聞紙の上でしっかり乾かし、完全に部品が乾いたら元通りに取り付けて完了です。
キッチンの換気扇は油汚れが強敵!

キッチンの換気扇の場合は、他の場所にある換気扇よりも頑固な油汚れなども多いので、少し気合いを入れて掃除しなければなりません。今回は、つけおき洗いする方法を紹介します。先ほどと同じく、ゴム手袋とマスクをして作業をしましょう。
・ゴム手袋
・マスク
・45Lごみ袋
・お湯
・中性洗剤 / アルカリ性洗剤
・スポンジ
・新聞紙

シンクやお風呂場などの広いスペースに袋を広げ、換気扇の部品を入れます。ゴミ袋を用意したら、40~50℃のお湯を、部品が浸かるくらいまで入れましょう。

洗剤をぐるっと一周ふりかけます。多い分には問題ないので、たっぷりと洗剤を使いましょう。

そのまま1時間ほど放置します。袋をしばると、お湯が冷めにくくなるので効果的です。

洗剤につけて置いた効果で、汚れが浮いてきます。スポンジや歯ブラシでゴシゴシと擦り、浮いてきた汚れを落としましょう。

洗剤が残ると異音やカビなどの原因になるので、しっかりすすぎましょう。
最後に水気を拭き取り、新聞紙の上に置いて乾かしたら完了です。
換気扇のうるさい音を防ぐための対策とは?

換気扇からのうるさい音を防止するためには、やはり定期的な掃除が肝心になります。とくに汚れのたまりやすいフィルターやレンジフードは、1~2ヶ月に1回など、こまめに掃除してください。
また、洗剤の使用方法も注意が必要です。掃除後に洗剤や水分が残ったまま再セットしてしまうと、サビや異臭を起こす原因になるので必ずしっかりと落としましょう。
掃除したけど換気扇がうるさい…自分でできる応急処置は?

換気扇を掃除してみたけれど、まだうるさい。音は小さくなったけど消えていない、かえって悪くなってしまったなどの場合は、換気扇の修理・交換が必要かもしれません。ただ、修理を依頼する前に、自分でできる応急処置も試してみましょう。
潤滑油を足してみる
先に紹介したように異音が「キュー」という音だったら、ファンを回している軸の潤滑油が不足している可能性があります。まずは掃除をして汚れを取り除き、羽の根元(ファンの軸)に向かってシリコンスプレー(潤滑油)を吹きかけましょう。
これで、状況が改善するか確認してみてください。 もし異音が小さくなるようでしたら、油切れが原因かもしれません。シリコンスプレーは本来換気扇で使われている油よりも粘度が低いので、これはあくまで応急措置ですが、しばらくは問題なく使えるので、その間にプロに見てもらって修理・交換することをおすすめします。
不具合を放置するとどうなる?
異音がするだけなら生活に問題はない、と放置してしまうのはおすすめできません。賃貸マンションなどの集合住宅の場合は、異音や悪臭が近所迷惑になりトラブルにつながる可能性も。
また異音は故障かその前兆です。そのため油汚れが溜まっているところに配線の故障が重なった場合、火災の危険性もあります。掃除してもうるさい音が改善されないようであれば、早めに修理業者に相談をしましょう。
プロに頼むときは?
換気扇の修理をプロに依頼するときは、状況を正確に伝えることが大切です。いまどんな状態なのか、見積もりをお願いするときに伝えておきましょう。
・何年くらい使っている換気扇か(経年劣化)
・異音がしている(どんな音かを伝える)
・掃除をしたかどうか
このあたりを伝えると、スムーズに修理を依頼できます。また換気扇の寿命は、一般的に10年と言われています。そのため、使用年数によっては修理よりも新品に交換した方がいいとおすすめされるかもしれません。
換気扇の修理・交換費用の相場は、故障箇所や交換部品によって大きく変わってきます。部品交換か新品への交換か、配線工事の必要性や、出張調査費などでも変わりますので、まずは見積もり相談してみましょう。換気扇の修理や交換についての記事もありますので、参考にしてみてください。
あわせて読みたいレンジフードの交換は業者さんへ!適切なタイミングと費用を徹底解説
レンジフードの掃除の仕方もチェック!
換気扇の掃除をしても、油をさしてもまだうるさいという場合は、レンジフードの掃除もしてみましょう。手順さえおさえておけば、自分でお手入れが可能なので定期的に掃除をするのがおすすめです。
・重曹
・新聞紙
・雑巾
・ゴム手袋
・ゴミ袋
・スプレーボトル
・柔軟剤

激落ちくんの重曹 粉末タイプ 1kg
レンジフードは油汚れが主です。酸性である油汚れを落とすために、アルカリ性洗剤を用意しましょう。手ごろな価格で購入できるアルカリ性洗剤の代表は、なんといっても重曹。重曹がない場合は、セスキ炭酸ソーダや市販のアルカリ性洗剤でも代用可能です。
それでは、レンジフードを掃除する手順をくわしくみてみましょう。
レンジフードの汚れが落ちないように、新聞紙を敷いてから作業をはじめましょう。壁の汚れが気になる場合は、新聞紙やゴミ袋を貼ってから掃除すると安心です。
レンジフード内を掃除するため、フィルター・換気扇を取り外しましょう。油汚れが手についてしまうため、ゴム手袋をつけて作業してください。フィルターや換気扇の掃除も同時に行う場合は、先ほど紹介した手順で進めましょう。
水100㏄に対して重曹小さじ1の重曹水を作ります。重曹水は、スプレーボトルに入れて使いましょう。汚れが頑固な場合は、40℃くらいのお湯で溶かすとよりすっきり汚れを落とせます。
重曹水では汚れが落ちない部分がある場合は、重曹に少量の水を入れ練って作る重曹ペーストもおすすめです。
レンジフードに重曹水をスプレーし、雑巾で拭き取ります。拭いただけでは汚れが落ちない場合は、キッチンタオルの上から重曹水をスプレーし、その上からラップをかけて放置してください。30~60分くらい置くと、汚れをきれいに掃除できます。
重曹水で掃除をしたら、その部分が白残りしないように再度固く絞った雑巾で仕上げ拭きを行います。レンジフード内が乾いてから、換気扇やフィルターを戻すようにしましょう。
レンジフードの表面は、ほこりがとても溜まりやすい部分。雑巾に柔軟剤を染み込ませ、この部分に塗っておきましょう。柔軟剤の成分が、ホコリの付着を防いでくれます。柔軟剤だけでなく、リンスやコンディショナーでも代用可能です。
換気扇の掃除をプロにお任せする手も!

今回は換気扇がうるさいときの原因や対策を紹介しました。ただ掃除をする時間がないという方もいるはず。そんなときは、掃除のプロに頼る手もあります。

プロの手にかかれば、汚れた換気扇がたったの約1~3時間でこんなにピカピカになります。プロに依頼してみたいと思ったら、ぜひユアマイスター をご利用ください。
ユアマイスターは、お掃除の「プロ」と「あなた」をつなぐサービス。お住いの地域で人気のプロを紹介します。換気扇クリーニングの詳細は、こちらからチェックしてみてください。
※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
※本記事に掲載する一部の画像はイメージです。
※本記事の内容の真実性・確実性・実現可能性等については、ご自身で判断してください。本記事に起因して生じた損失や損害について、編集部は一切責任を負いません。
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がユアマイスター株式会社に還元されることがあります。
※本記事のコンテンツの一部は、アマゾンジャパン合同会社またはその関連会社により提供されたものです。これらのコンテンツは「現状有姿」で提供されており、随時変更または削除される場合があります。

















