「新幹線は高い」というイメージはもう古いかもしれません。50%割引となる「トクだ値スペシャル21」やEX・えきねっとの早特商品を中心に、2026年最新の新幹線に安く乗る方法をまとめました！ 往復割引や当日・学割料金を網羅したり、飛行機や高速バスと比較したりと徹底解説。回数券が終了した今、ネット予約や宿泊パックを賢く活用して、快適な新幹線の旅を実現させましょう！

【最大50％割引以上】新幹線に1番安く乗る方法は？

新幹線の料金は、利用する区間、時期、予約のタイミング、そして旅行スタイルによって異なります。「早割」きっぷを利用すれば高い割引を受けられるのでおすすめです。

えきねっと

新幹線のeチケットサービス「えきねっと」は、購入タイミングによって割引率が設定されています。その中でもJR東日本・北海道エリアなどで不定期で販売される「新幹線eチケット（トクだ値スペシャル21）」「特急トクだ値スペシャル21」を利用すれば割引率が50％以上になるのでおすすめ！

えきねっと限定の列車・席数・区間限定のインターネット専用きっぷで、乗車日21日前までに申し込みが条件です。

▼トクだ値スペシャル21・特急トクだ値スペシャル21【期間限定】

新幹線eチケット（トクだ値）・特急トクだ値の早見表

※割引率は商品・列車・区間によって異なります

チケットの購入はすべてえきねっとで完結するので手間もかかりません。予定が早くわかる場合は、乗車日14日前に「新幹線eチケット（トクだ値14）・特急トクだ値14」や21日前に「トクだ値スペシャル21・特急トクだ値スペシャル21」を購入すると割引率が高くおすすめです。

また、新幹線eチケット（トクだ値1）・特急トクだ値1は前日まで購入できるため、急な予定や直前の予約変更に柔軟に対応できます。

株主優待割引券・金券ショップ

株主優待割引券（※）と金券ショップの利用は、新幹線を安くする方法の中でも、早期予約ができない場合や高い割引率を求める際に有力な手段です。

とくに株主優待割引券は、 JR西日本・九州は50%割引、JR東日本は40%割引と、非常に高い割引率が魅力的！JR東海は10%割引ですが、2枚利用で20%割引になります。

また金券ショップを利用する場合は、旅行会社が販売する格安切符の残りを購入する方法がおすすめです。まれに株主優待券が販売されている場合もあるので、近隣の金券ショップをチェックしてみるといいでしょう。

※株主の権利確定日（3月31日）までにJR会社の株式を100株以上購入し、株主名簿に記載された方のみ年1回の6月下旬発送されます。

【東海道・山陽・九州新幹線】スマートEX

スマートEXは、クレジットカードや交通系ICカードを使って、東海道・山陽・九州新幹線の指定席をいつでもどこでも予約・変更できる年会費無料のチケットレス予約サービスです。

学生割引乗車券

学生割引乗車券（学割）は、片道101km以上のJR線を利用する場合に、運賃が2割引になる制度です。特急券は割引対象外ですが、長距離移動で大きな節約になります。

新幹線の利用には学校が発行する「学生生徒旅客運賃割引証（学生証）」が必要で、在学中の学生のみが発行可能です。帰省や旅行など、年間で利用できる枚数に制限があるため、計画的な利用が推奨されます。

スマートEXサービス（往復割引）

スマートEXの「往復割引（※）」は、東海道・山陽・九州新幹線で片道601km以上の区間を往復一括で購入すると、片道ずつ買うよりもお得になる商品です。

乗車券と特急券が一体になっており、交通系ICカードでチケットレス乗車が可能。往路と復路の乗車日は21日以内が条件。また片道利用を条件とした割引ではないため、往路利用後の復路払い戻しには通常より高い手数料がかかります。

※2026年3月31日乗車分をもって販売終了予定。

EXポイント

EXポイントは、東海道・山陽・九州新幹線をEXサービス（スマートEXまたはEX予約）でチケットレス乗車すると貯まるポイントプログラムです。

貯まったポイントは、EX旅先予約の観光コンテンツや、旅行商品「EX旅パック」の購入に1ポイント＝1円で充当できます。日頃の出張や移動でポイントを貯めて、お得に旅行を楽しむためのサービスとして活用してみましょう。

【東海道・山陽・九州新幹線】エクスプレス予約

エクスプレス予約（EX予約）は、JR東海・JR西日本・JR九州が提供する会員制のネット予約サービスです。年会費がかかりますが、会員期間の1年間は当日予約でも通常料金より会員価格でお得に新幹線（東海道・山陽・九州）を利用できます。

とくに割引率が高い「EX早特」商品の利用や、交通系ICカードでのチケットレス乗車、何度でも手数料無料で予約変更ができる点が大きなメリットです。

EX早特商品の早見表

※割引額は商品・列車・区間によって異なります
※一部区間のみ利用可能

EX早特商品は、東海道・山陽・九州新幹線を運行するJR各社が、EXサービス会員向けに提供する早期予約割引です。乗車日の3日前や7日前、21日前などの期限を設けることで、通常料金から大幅に割引されるのでお得！

利用区間や列車の制限がありますが、とくに東京～博多間といった長距離移動で高い割引率が得られ、新幹線を安く利用する上でも重要な手段の1つです。

【東海道・山陽・九州新幹線】LINEからEX

「LINEからEX」は、東海道・山陽・九州新幹線をLINEアプリから手軽に予約・乗車できるサービスです。会員登録やクレジットカードの登録不要で、LINEアカウント連携後にPayPayのみで決済できます。

運賃は紙のきっぷより安くなりますが、スマートEX（200円割引）より割引額は低いです。予約後は交通系ICカードやQRコードでチケットレス乗車が可能ですが、予約変更ができない点にご注意ください。

【東海道・山陽新幹線】ぷらっとこだま・行こっか！こだま

JR東海ツアーズが企画・販売する「ぷらっとこだま（東京～新大阪）」「行こっか！こだま（新大阪～博多）」は、主に東海道・山陽新幹線の「こだま号」指定席を大幅に安く利用できる旅行商品です。

出発前日23:30までの予約が必要で、途中乗降や他の列車への変更・乗り遅れ時の払い戻しが一切できない厳格な利用制限があります。その代わり、1ドリンク引換券またはお土産300円～500円利用券が貰えて、旅先でもお得に満喫できます。

【山陽・北陸新幹線など】e5489

e5489（いいごよやく）は、JR西日本が運営するネット予約サービスで、山陽・北陸新幹線や西日本エリアの特急列車を中心にお得に予約できます。

会員登録は無料で、「eきっぷ（通常よりも数％割引された会員価格）」や早期予約で割引率が高い「WEB早特」といった限定商品を予約可能！きっぷは駅の券売機で受け取るか、一部商品はチケットレス乗車が可能です。JR東日本の「えきねっと」と並び、西日本エリアの節約に不可欠なサービスです。

トクトクきっぷの早見表

※割引額は商品・列車・区間によって異なります
※一部区間のみ利用可能

対象のトクトクきっぷは、乗車日の21日前や14日前までに予約することで、山陽・北陸新幹線や特急列車が通常料金より大幅に安く利用可能です。

とくに期間限定「スーパー早特21」は高い割引率が魅力的！熊本や鹿児島に行く際は早めに予約しておきましょう。

【番外編】旅行会社の「新幹線+宿泊プラン」もお得

宿泊とセットで新幹線を取るなら「新幹線＋宿泊プラン」がお得！各旅行会社（JTBや日本旅行、JR東海ツアーズなど）が提供する、東海道新幹線の往復切符と宿泊施設をセットにしたパッケージツアーです。

このプランの魅力は、正規料金で新幹線チケットと宿泊ホテルを別々に買うよりも大幅に安くなる点。とくに新幹線料金は繁忙期でも大きく変動しにくいため、トータルでの費用を抑えることが可能です。閑散期では宿泊費が実質無料になる場合もあります。

【実践編】ワタシト編集部が新幹線に安く乗ってみた

ワタシト編集部のスタッフが実際に新幹線に安く乗れるのか検証してみました。東京～新大阪の早特きっぷを購入したい方は参考にしてみてください。

最初にスマートEXに会員登録（無料）しておきましょう。公式HPでは列車を検索したり、予約を確認したりできます。

今回はスマートEXで7日前まで予約できる「EX早特7」を選択。実際に通常料金14,720円より2,230円お得に購入できました。またスマートEXは駅窓口で購入する正規料金よりも、繁忙期（※）以外ならいつでも安く購入できるのがうれしいポイントです。

※ゴールデンウィーク、お盆、年末年始

当日の乗車完了！あらかじめ交通系ICカードに登録しておくと、改札をタッチするだけで乗車できるのでおすすめです。

またチケットレス乗車を利用すると「EXご利用表（座席のご案内）※」が発行されます。早特と記載があるので、新幹線に安く乗ることに成功です。腹ごしらえするのも良し、ゆっくり睡眠を取るのも良し、快適な新幹線の旅を送ってみてください。

※2026年夏頃を目途に発行終了

長旅を経て新大阪駅に降り立ち、西の玄関口らしい活気を肌で感じました。ホームから聞こえる関西弁と乗り換え案内を見ながら、ここから始まる大阪での旅を満喫してみましょう！

【Q＆A】どっちが安い？新幹線と飛行機＆高速バスを比較

A. 一番安く乗れるのは深夜帯の高速バスです！

ただ新幹線の方が運行頻度が高く、都心部から都心部へ短時間で直行できるため利便性は間違いないでしょう。また飛行機の場合は、空港で食事やショッピングを楽しむのもおすすめです。

費用最優先なら高速バス、時間と快適性のバランスなら新幹線の早割をチェックしてみてください。

新幹線に安く乗る方法を試してみよう

新幹線に安く乗る方法は、「高い」というイメージを覆すほど多様に存在します。時間に余裕があればネット予約の早割（EX早特、トクだ値など）や、直前であれば株主優待割引券を検討してみましょう。

自分の状況に合った最適な方法を選び、賢く快適な新幹線の旅を実現してみてください。

※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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ワタシト 編集部

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