
エアコンのルーバーが動かないときは自分で修理!写真で掃除方法を解説
エアコンの風向きを変える重要な役割を果たしているルーバー。長く使用していると「動かない」「異音がする」「折れてしまった」などのトラブルが起こってしまいがち。エアコンを買い換えるしかないか…と思う前に、対処方法があるので自分で直してみましょう!今回は、エアコンのルーバーの修理方法と掃除方法も紹介します。
エアコンのルーバーとは?
そもそもエアコンの「ルーバー」とは風向き調整の役割を担う、吹き出し口に付いている羽の部分の名称です。メーカーによってはフラップと呼ばれることもあります。

上記写真の○で囲われた羽の部分が、モーターと連結して動く仕組みになっています。この構造上、連結部分が常に動いていて擦れている状態なので、経年劣化によるトラブルが起きやすいパーツです。
ルーバーが動かない原因とその見分け方

| 自分で修理できるか | 見分け方 | |
| ルーバーの破損 | できる | 風向表示が動く |
| モーターの故障 | できない | 風向表示が動かない |
エアコンのルーバーが動かない・閉まらない時の原因別に「自分で修理が可能か」と「原因の見分け方」をまとめました。ルーバーが動かない・閉まらない場合、まずは壊れてしまった原因を特定することが大切です。ルーバーの故障で考えられる原因は「ルーバー自体の破損」「モーターの故障」の2つが挙げられます。
ルーバー自体が破損している場合、新しいルーバーを取り付ける必要があります。何だか難しそうに感じますが、ルーバー自体の破損は自分で取り付けることができます。反対に、モーターが故障している場合、素人が修理するのはとても大変。ルーバーがプラプラとぶら下がっているような状態のときは、モーターが故障している可能性が高く、修理のプロに依頼するのがおすすめです。
・ルーバーの故障→自分で修理できる
・モーターの故障→業者に依頼する
動かない原因の確認手順
実際、どちらが原因なのか確認する方法を紹介します。用意するものは特に必要ありません!

ルーバーは基本的に、真ん中と右端・左端で固定されています。エアコンの電源を切り、まずは真ん中の固定部分を外しましょう。ルーバーを少し曲げながら取り外すので慎重に。

真ん中が外れたら、次は両端の固定部分を外します。その後、ルーバーを弓のようにしならせると外れます。

ルーバーを外したら、実際に電源を入れてみましょう。このときのリモコンの風向表示を確認することでルーバーとモーターのどちらが原因なのかを特定できます。
・風向が動かない→モーターの故障
さて、エアコンのルーバーが動かない原因はどっちでしたか?モーターの故障だった場合は、すぐ業者に相談してください。
ルーバーが故障した際の交換方法

ここからは、ルーバーが折れたなど破損していた場合の具体的な対処法について紹介していきます。基本的な作業はルーバーの交換です。実際にやっていきましょう!
エアコンのメーカーによってルーバーの形は異なるので、メーカーor電気屋さんからルーバーを購入する必要があります。その際には、メーカー、型式、製造年数、症状をしっかりと確認してから購入するようにしてください。
ただし、10年以上経ったエアコンの部品は置いていないことも多いです。エアコン自体の寿命も10年ほどであることから10年以上経っていた場合は買い替えも視野に入れましょう。

ルーバーは基本的に、真ん中と右端・左端で固定されています。エアコンの電源を切り、まずは真ん中の固定部分を外しましょう。ルーバーを少し曲げながら取り外すので慎重に。

真ん中が外れたら、次は両端の固定部分を外します。その後、ルーバーを弓のようにしならせると外れます。
エアコンに新しいルーバーを取り付けます。メーカーごとに異なる場合があるので、それぞれの説明書をしっかり読んでから行いましょう。これで完了です!
エアコンルーバーの簡単なお手入れ方法

せっかく新しいルーバーに変えたら、できるだけきれいに使いたいですよね。そこでルーバーのお掃除方法を紹介します。実はルーバーはとてもカビが生えやすい箇所。お手入れは大切です。
・ティッシュ
・歯ブラシ

ティッシュにエタノールを含ませて、表面についたホコリやカビを拭き取ります。

ティッシュで落ちなかった細かい汚れは、歯ブラシで擦りながら落としていきましょう!これで終わりです。とっても簡単ですよね。
これらのお手入れをこまめにすることでルーバーの劣化を防ぎ、長持ちさせることができます。また水分もプラスチックの劣化に繋がる可能性があるため、掃除した後は換気も忘れずに。
エアコンには「フィルター」「カバー」「エアコン内部」など掃除できる場所が他にもあります。これを機に掃除してみたいという方はこちらの記事を参考にしてみてください。
あわせて読みたい:【簡単】エアコン掃除を自分でやる方法!手順や注意点を分かりやすく解説
まとめ

今回はエアコンのルーバーが壊れたときの対処方法を紹介しました。エアコンまわりの作業は難しそうですが、意外と簡単でしたよね。ルーバーをしっかりと修理&お掃除して、快適な室温で暮らしましょう。
エアコンが故障しているケースもあります!そのときは迷わずプロに相談してください。
※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
※本記事に掲載する一部の画像はイメージです。
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