普段なかなか洗濯しない低反発枕。「洗濯方法はどうすればいいの？」と思う方もいるかもしれません。しかし、実は低反発枕は洗濯することができないのです！では、低反発枕が汚れたときにはどのようにお手入れをすればよいのでしょうか？手順や注意点を詳しく解説します。

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低反発枕はなぜ洗濯できない？

「普通の枕は洗濯機で洗ったり手洗いしたりできるのに、なぜ低反発枕は洗えないの？」と疑問に思う方もいるかもしれません。その理由は、ずばり「素材」にあります。

低反発枕が洗えない理由は使われている素材にあり

低反発枕の素材には「ウレタン」が多く使われていますが、「ウレタン」や「そばがら」「羽根」などは洗えない素材に分類されます。

乾かないので、実質、洗うことができません。クリーニングに出したとしても、その際に使う石油で水と同じことが起きるため、どうしようもないのです。

「乾かないだけなら何とかなるのでは？」と思うかもしれませんが、素材自体が重さに耐えられずに千切れるおそれがあります。最近は洗えるように改良された枕も出てきているものの、なかなか見分けがつかない場合が多いのが難点ですね。

一方で、「綿」「ビーズ」「パイプ」などは洗うことができます。低反発枕以外の素材の枕の洗い方については、下記の記事の解説をぜひ参考にしてみてください。

低反発枕のお手入れ方法

では、洗濯ができないならどうすればよいのでしょうか？実は普段のお手入れ方法はとても簡単で、「陰干し」をすればOKです！

低反発枕は「陰干し」しよう

陰干しするときに大切なのは、　室内、または室外でも直射日光が当たらない風通しの良い場所で行うこと。直射日光を当てて天日干しすると、枕の品質が劣化してしまうおそれがあるためです。

汚れがついたときのお手入れ方法

もし低反発枕が汚れてしまったときは、どのように対処すればよいのでしょうか？洗う代わりにできるお手入れのやり方を解説します。

もし汚れがカバーだけで済んでいるなら、カバーを洗えば完了です。本体のお手入れが必要な場合でも、この機会にカバーを洗うことをおすすめします。

水を含んだタオルやティッシュなどで、押さえるようにして汚れを取り除いてください。

直接本体を洗えないため、汚れを落とす方法は限られています。できるだけ汚さないように気を付けることも大切ですね。

また基本的に、ウレタンは洗ってしまうと団子状に固まってしまい、手で伸ばしてもなかなか元に戻りません。優しくていねいに扱うようにしましょう！

洗濯NGなのに低反発を洗ってしまったらどうする？

中には「間違えて洗濯してしまった」という方もいるかもしれません。そんな方のために、対処法を紹介します。

放置すると、ウレタンが千切れてしまいます。

このとき、ねじったり強く押したりしないようにしてください。軽く水分を押し出す程度で問題ありません。

乾燥には一週間ほどかかることが予想されます。日向（直射日光の当たる場所）に干すと状態が悪化するおそれがあるので、注意しましょう。

低反発枕の陰干しに使える！おすすめ洗濯ネット

今回は、オカザキの「型くずれ防止 平干しネット」を使いました。それ以外の商品を使う場合、大きな枕でも干せるように、ネットの面が広いものを選ぶのがポイントです。

ウレタン製や洗えない低反発枕はお手入れが重要！

低反発枕はすべてウレタン素材とは限りませんが、ウレタンが使われているものが多くあります。洗濯不可の素材のため、陰干しでのメンテナンスや、洗わずにできる汚れのお手入れ方法を知っておくことが大切。快適に使うためにも、紹介したやり方を取り入れてみてください！

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