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更新日: 2025年12月12日

ひとり旅をもっと安心に。大人女性のための“頼れる旅アイテム”ガイド

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ひとり旅は自由です。誰に合わせることもなく、好きな場所へ、好きな速度で歩ける。けれど、ときどきあります。「あ、これ持ってくればよかった」問題。スリ対策、荷物の重さ、下着の洗濯。旅はロマンだけでは回りません。わたしは旅のたびに「ああ、次は絶対これ持っていこう」「いや、これは意外といらなかった」と自分に問答をくり返し、それがだんだん“ひとり旅の防災バッグ”みたいになってきました。今回は、そんな試行錯誤から生まれた “持っててよかった/持ってなくて後悔した” を、シーン別に紹介します。大げさな道具は必要ありません。ちょっとした安心が、旅の軽さと自由をぐっと増やしてくれます。

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【スリ・セキュリティ対策】街歩きでも安心でいられるために

セキュリティーポーチ
撮影:ワタシト編集部

ひとり旅でまず気になるのは“荷物”。財布とパスポートが体から離れた瞬間、旅の自由がどこかに逃げていく。だからこそ、最初に整えるべきはセキュリティ。その日の天気より、まずは荷物の守りを固めましょう。

旅慣れているように見られがちですが、わたしは生まれつき“落としもの体質”です。気づけば鍵がない、財布がない。だから海外では“守る仕組み”が不可欠でした。

クレジットカードやパスポートを安全に持ち運ぶ「セキュリティポーチ」

旅先でパスポートを失くしたら、旅はその場で終了です。

わたしは一度、バルセロナのグエル公園の売店にパスポートを置き忘れたことがあります。気がついた瞬間、「私の人生ここで終わるのでは」と思いました(幸いお店のスタッフが保管してくれていた)。以来、薄型のセキュリティーポーチが相棒。服の下に忍ばせると、それだけで肩の力が3割抜けます。多少もこもこしますが、安全には変えられません。

【荷造り・パッキング】旅のストレスが半分になるアイテム

圧縮袋
撮影:ワタシト編集部

旅の前日、スーツケースの前で「あれも必要」「これも必要」と立ち尽くす時間。あれ、なんなのでしょうね。持っていけば安心、でも荷物は軽くしたい。この矛盾に、小さなアイテムたちが優しく答えてくれます。

衣類を小さくまとめる“圧縮系”グッズ

今でこそ、バックパックやSサイズのスーツケースで海外を飛び回っていますが、以前のわたしはとにかく荷物が多かった。ただでさえ多いのに、旅の途中で急に寒い日がやってきて、薄手のニットを買ったりするから、帰国前はスーツケースがパンパン。

圧縮アイテムに出会ってからは、服がふたまわり小さくなる魔法を手に入れたようで、帰り道の私の足取りはだいぶ軽くなりました。

スーツケースの重量を管理する「バゲージスケール」

バゲージスケール
撮影:ワタシト編集部

ヨーロッパの空港で、荷物超過料金に震えた日があります。「この世の終わり」みたいな顔でカウンターに並びました。その日以来、携帯バゲージスケールは必須。つい買ってしまったお土産を“数字”で現実チェックする、旅の厳しさと優しさが詰まった道具です。

【洗濯・身の回り】4泊以上の旅で役に立つ“ちいさな味方”

洗濯バッグ
撮影:ワタシト編集部

旅先で「着替え、あと一枚あったらなぁ」と途方に暮れた夜、ありませんか?しかもよりによって北欧。Tシャツ一枚が2,000円を軽く越える“恐ろしい国”で、洗濯を怠るのは命取りです。

だから私は、荷物を増やさず、でもちゃんと“快適”が守れる、小さな洗濯アイテムを連れて旅をしています。

部屋でサッと洗える「洗濯バッグ」

洗濯バッグ
撮影:ワタシト編集部

ホテルの洗面台で手洗いをしたらびしゃびしゃになる──。あの悲劇をわたしは過去に三回ほど経験しています。ホテルの床って、乾かないんですよ。夜になっても、朝になっても、ずっと濡れている。もうほんと、心まで湿る感じ。

そこで登場するのが「洗濯バッグ」。見た目は“ただの袋”ですが、旅先の洗濯問題を軽くクリアするスグレモノ。

・Tシャツ2枚
・下着と靴下
・薄いニットならなんとか1枚

これくらいは余裕で洗えます。チャックをしめてシャカシャカ振るだけで、ほこりも皮脂汚れも驚くほど落ちる。しかも、水漏れゼロ。ホテルの床も無事。

旅先で洗濯できるだけで、荷物がごっそり減ります。4泊5日くらいの旅なら、着替えは半分で済む。これはもう、小さな革命です。

硬水対応の洗濯洗剤を持参しよう

洗濯洗剤
撮影:ワタシト編集部

何もかも日本とは勝手がちがう海外ですが、水からして違います。日本の水道水は“軟水”ですが、ヨーロッパをはじめ多くの国は“硬水”。この硬水、ちょっとクセが強いんです。

要は ミネラル成分が多くて、洗剤が泡立ちにくい。汚れが落ちにくい。それでいて、服がなんとなくゴワゴワ。ちょっと落ちこむくらい繊維が固まることもあります。しかも、洗ったのに残る“なんとなくの黒ずみ”。これも硬水の仕業のことが多い。

だから私はいつも、旅先では“硬水対応の小さな洗剤”を持参しています。「服がくたびれる旅」から「服も私も機嫌よく帰ってこられる旅」になるなら、持っていかない理由がないと思っています。

ドクターベックマン 旅行用手洗い洗剤 ジェルタイプ

ドクターベックマン 旅行用手洗い洗剤 ジェルタイプ

バスルームをランドリールームに変える「洗濯ロープ」

洗濯ロープ
撮影:ワタシト編集部

洗濯したあと、問題になるのは「どこに干すか」です。ホテルのハンガーを使う方法もありますが、靴下や下着を干すときは「洗濯ロープ」が心強い味方になります。

バスルームの壁と壁にピンと張ると、それはもう小さなランドリールーム。翌朝には、だいたい乾いてます。乾かない日は、ドライヤーで最後のひと押しすればOK。

【移動中・乗り物の中】疲れを減らして、安心して過ごすために

ネックピロー
撮影:ワタシト編集部

長距離移動は、小さなストレスの連続です。寒い、暑い、音がうるさい、空気が乾く。機内という小宇宙で“生き抜く”ためには、快適グッズに頼るのがいちばん。

快眠のための必須アイテム「耳栓」&「ネックピロー」

機内で眠れず、映画だけが親友だった夜があります。耳栓やネックピローは、“眠りの扉”を開けてくれる存在。たったこれだけで、徹夜の体を明日に連れて行かずに済むんです。

機内&車内で冷え対策

長距離便の冷えは、もう事件です。羽織ものと靴下があるだけで、体の震えが止まる。北欧の寒さより、機内の空調のほうが強敵という旅もありました。

わたしのおすすめは、ユニクロの「ウルトラライトダウンコンパクトジャケット」。コンパクトに持ち歩けるし、何より暖かい!これひとつで機内の「寒い」はだいたい乗り越えられます。

必要最低限じゃなくていい。“ちょっとの余裕”が旅を軽くする

今回紹介したアイテムは、わたしにとって旅を“ただ過ぎるだけの移動”から、“自分らしく過ごせる時間”に変えてくれる魔法みたいなものです。そして、もし「持ってこなかった…」と後悔する瞬間があっても、それは次の旅へのヒント。「あ、次はこうしよう」「これはやっぱり必要だ」と、自分の旅スタイルを育てる材料になります。

「必要最低限」ではなく、「ちょっとの余裕と安心を持つ旅」 を意識することで、飛行機の長旅も、洗濯の不便も気持ちよく解決できるはず!

次の旅、ちょっとだけアイテムにこだわってみませんか?
もっと自由で、もっとあたたかい旅になることでしょう。

※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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編集者
ライター
おだりょうこ
猫と旅、音楽と映画で形成されたライター&エディター。旅欲が止まらない旅ジャンキー。料理は作るの食べるのも好き。日々の暮らしにひとさじほどの丁寧さを意識することを心がける日々。
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