
ベンジンとは?油汚れのシミ抜きで活躍するアイテムの使い方や注意点
ベンジンという液体について徹底解説!あまり耳なじみのないアイテムですが、実は油汚れなどのしつこいシミを落とすのに活躍してくれるアイテムです。今回はそんなベンジンの基礎的な知識や使用時の注意事項、正しい使い方などを紹介します。
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ベンジンとはどんな液体?基礎的な知識

まずはベンジンについて基本的なところから勉強していきましょう。ベンジンとは原油から精製された無色透明の液体で、有機溶剤の一種です。油分が含まれているため、カレーや口紅といった油汚れを溶かすことにスグレタ液体。しかしベンジンといっても、
・カイロ用ベンジン
の2種類があり、今回シミ抜きに使うのは文字通りシミ抜き用のベンジンです。カイロ用は、さまざまなものを温めるために使用するので、シミ抜きとしては使えないので注意しましょう。
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ベンジンをシミ抜きに使うメリットとは
そんなベンジンをシミ抜きに使うメリットは2つ。
・強力な油汚れを落とせる
通常の洗剤でシミ抜きを行う場合、すすぎ洗いをする必要があります。それでは洗濯不可のデリケートな洋服には使えません。しかし、ベンジンは蒸発して、衣類の繊維に残らないので、デリケートな服にも使用可能なアイテムです。
また、ベンジンは原油から精製された液体。ということはカレーや口紅と行った頑固な油汚れのシミでも落とすことができます。
ベンジンを使うデメリットは?
一方でこんなデメリットも…。
・水溶性の汚れは落とせない
ベンジンはシミ抜きのパワーがあまりに強すぎて、ときに色落ちを招くことがあります。そのため、この後紹介しますが、事前に色落ちテストを行うことが大切です。
また油と水が混ざらないように、油性のベンジンはコーヒーやジュースのような水溶性の汚れを落とすことができません。そんなコーヒーのシミ抜きを知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。
コーヒーのシミ抜き方法とは?応急処置と時間が経ったときのやり方も紹介
ベンジンを使う前に確認したい注意点

ベンジンは石油系のシミ抜き剤なだけに、使用する際にいくつか注意が必要になります。
引火しないように気をつける
ベンジンは石油でできているもの。当然引火しやすいため、火の近くに置かないようにしましょう。また、静電気も火のもとになるため、十分に気をつけて使用してください。
換気は忘れずに
ベンジンは蒸発すると空気中に充満します。しっかりと換気できる場所で使用してください。
色落ちしないか確認する
有機溶剤に弱い素材や染料を使っている衣服の場合、ベンジンを使うと傷んでしまいます。そのためシミ抜きの前に色落ちのテストを行う必要があります。
やり方は簡単で、白いタオルにベンジンをつけて、衣類の目立たないところに軽く押しつけるだけ。タオルに色がついていなければ、ベンジンでのシミ抜きが可能です。
ベンジンでシミ抜きしよう!

ベンジンの扱い方を把握できたら、実際にシミ抜き作業をしてみましょう。
・布
・歯ブラシ

まずは白い布を汚れた箇所の下に敷きます。

ベンジンを歯ブラシにつけて、シミの箇所を叩いていきます。シミを白い布に移していくイメージです。

何度かポンポンすると、こんな感じでシミが移ってきます。白い布にシミが移らなくなるまで作業を行いましょう。
広い範囲を叩いておく
ベンジンを使うと色ムラができてしまう可能性があるので、周りとなじむように広い範囲を叩いておくのがおすすめです。
シミが取れたら、水洗いをせずに乾かすだけ。これでシミ抜き完了です。
他にもあるベンジンの活用術

ベンジンはシミ抜きだけでなく、他にもいろんなところに使用が可能です。
・シールのベタベタ剥がし
ベンジンは強力な有機溶剤ですから、油性ペンのインク汚れも簡単に落とせます。子供の落書きはもちろん、うっかり家具などに付けてしまった汚れも布につけて拭き取ればキレイになります。
また、シールを剥がした後のベタベタしたのりも、ベンジンで拭き取ればすぐに取ることが可能です。
事前のテストは忘れずに
シミ抜きのときと同様、事前のテストは欠かさずに。塗装面や一部の樹脂を溶かしてしまう恐れがあるので、目立たないところで事前に色落ちテストをするようにしましょう。
気をつけて使えば味方に!ベンジンでシミ抜きをしよう
今回はベンジンの使い方を徹底解説しました。ベンジンは同じ有機溶剤でもアルコール類などでは落としきれない、強い油汚れまで溶かしてくれます。ただし、それだけ強力なので素材を傷めないよう注意が必要です。紹介した注意点をしっかり確認して、正しい使い方でシミを落としてください。
※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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