
革靴のお手入れは馬毛と豚毛の二刀流!雨にも傷にも負けない徹底解説
革靴のお手入れ、きちんとできていますか?靴屋さんですすめられるままに、たくさんの靴磨きセットを買ったものの、結局使いこなせていない…なんて方もいるのではないでしょうか?実は、革靴のお手入れは、もっとシンプルで良いんです!この記事では、革靴のお手入れに必要な知識と、具体的な手順をわかりやすく解説します。
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目次
革靴のお手入れの基本

革靴のお手入れに必要な道具は、使用頻度によって異なります。毎日履く靴なら1~2ヶ月に1回、クリーナーやクリームを使った丁寧なお手入れが必要です。しかし、冠婚葬祭など、たまにしか履かない靴なら、ブラシで磨くだけでも十分です。
軽めのお手入れ
週に何度か使ったり、たまにしか履かない場合は、以下の手順で軽めのお手入れを行いましょう。
乾拭き用の布
汚れを全部取りきったら、本格的にブラッシングです。革の内側から毛羽立たせるように、まんべんなく磨いていきましょう。 革は内部に油をためているので、ブラッシングはその油を表に引っ張り出し、革に自然なコーティングを施す効果もあります。
最後に布で整えたら完了!
お手入れにおすすめのブラシ

ブラシは靴用のブラシであればなんでもかまいません。革に優しく、傷つける心配がない馬毛ブラシがおすすめですが、汚れの状態やお手入れ方法によっては豚毛ブラシも適しています。下記の特徴から適したブラシを選んでくださいね!
馬毛ブラシ
柔らかく、しなやかな毛質が特徴。毛量が多いため、ホコリや汚れをキレイに落とすことができます。
豚毛ブラシ
硬く、コシのある毛質が特徴。そのため、クリームをしっかりと伸ばしたり、頑固な汚れを落とすのに適しています。
例えばこの馬毛ブラシは柔らかめで、動かす時の力は少なく済むものの往復回数が多くなります。汚れが付着している場合やクリームをしっかり伸ばす場合はある程度のコシがある毛質が向いているため、豚毛ブラシもあると良いでしょう。
このほかにも乾拭きと靴磨きのためにある布にこだわると、より靴磨きの仕上がりがキレイになります。手袋型だと袋とじのような形状なので、不意に指紋がつくことも抑えられます。ワックスなどには対応してないので、気をつけてくださいね。
ワンランク上のお手入れにおすすめのアイテム

靴は毎日使うものだけに、気づかぬうちにダメージが蓄積します。ここでは、毎日のケアや靴に合わせたお手入れをするために必要なものをご紹介します。
スエード用汚れ取りブラシ:スエード素材の靴には、専用のブラシを使用します。
リムーバー:汚れや古いクリームを落とします。
コバクレヨン:革靴の「コバ」と呼ばれる部分の色落ちを補修します。
消臭剤:靴の臭い対策に。
シューキーパー
足の形をした器具。靴の中に入れて、靴の形が崩れないようにするために使います。保管しておくときだけでなく、お手入れのときにも入れておくと良いでしょう。
リムーバー
靴墨を上塗りしすぎていると、ブラシをかけただけでも痕がつくことがあります。これは表面に重なってるワックスなどが傷ついてるから。その状態をリセットできるのがリムーバーです。
スエード用汚れ取りブラシ
スエード用の汚れ取りブラシは、生ゴムでできたブラシ。ゴムの部分で、スエードの毛の奥に入り込んだ汚れもしっかり取り除きます。
コバクレヨン
コバとは、革靴のつま先の方の外に飛び出している部分。色落ちしやすいので、塗りつぶすためのクレヨンがあるんです。それがコバクレヨンになります。あると便利ですよ!
消臭剤
臭いの原因を取り除きます。足の臭いが気になる方はぜひ使ってみてくださいね。とはいえ革靴につく悪臭の大半は、何日も履き続けたことが原因です。他の靴を用意して交代で使うようにしないと臭いが復活するので気をつけてくださいね。
本格的なお手入れ方法

ここからはクリームを使うお手入れ方法を書いていきます。よく使うのなら1ヶ月に1回、たまに使う程度なら2、3ヶ月に1回、ほぼ使わないなら必要なし…という頻度でやりましょう。
クリームを使ったお手入れに必要な道具
ブラシ
さきほど書きましたが、毛の種類はお好みでかまいません。上では馬毛のブラシを紹介してるのでこちらでは豚毛ブラシを使ったお手入れ方法をご紹介します。

コロンブス ジャーマンブラシ5
固めのブラシになります。ガシガシするのがちょっと気持ちよかったりするタイプです。クリームを伸ばす使い方もされるみたいですが…ここではしません。
布
クリームを塗る際に使います。普段靴を磨くのに使うもの以外に用意してくださいね。これも布切れのようなもので構いません。磨き布とわからなくならないよう気をつけて。
クリーム
シュークリームとも呼ばれています。色付きのものより、透明なクリームをおすすめします。白っぽいものもありますが、伸ばしていけば気にならなくなります。

[エムモゥブレィ] M.MOWBRAY シュークリームジャー
油性シューポリッシュ
油性シューポリッシュは美しい光沢を出すワックスとしての役割がありますが、塗りすぎると、ひび割れの原因にもなるので注意しましょう。
シューポリッシュにも様々な種類があります。その中でも、自分の靴にあった色を選ぶことが大切です。色が豊富なので、適切な色を選んで、キレイなツヤを出しましょう!

【Boot Black ブートブラック】シューポリッシュ(ニュートラル)
革靴のお手入れ方法
用意するものが揃ったら、さっそくお手入れです。

まずは、ブラシを使ってブラッシングします。 丁寧にホコリを落としましょう。

布にクリームを少し取り、全体にムラなく塗っていきましょう。多すぎると、ひび割れの原因になることも。 クリームが固ければ、少し水を含ませてもいいでしょう。
うすーく塗るのが最大のポイントです、重ね塗りは避けましょう。 終わったら、普段使う布やブラシで軽く拭いてください。

ワックスを使って革靴に光沢を出します。布に少量とって、円を描くようにしながら全体に薄く伸ばしましょう。

仕上げに、乾いたクロスで磨きます。光沢が出るまで摩擦しましょう。最後に軽くブラッシングして完了です。
手順の中でも、ブラッシングと仕上げ磨きは、特に重要。1つ目の項目でも書きましたが、なるべく毎回行いましょう!
ブラッシングはホコリを落とせるのはもちろん、革を生き生きさせることに繋がります。仕上げ磨きも大切です。実際、ブラッシングと仕上げ磨きを毎日やれば、それだけで1ヶ月はツヤツヤの状態を保つことができます。
革靴が濡れてしまったら

突然の雨で、革靴が濡れてしまった!というときにはなるべく早くお手入れするのがポイント。
・クロス
・ブラシ
水は優先して拭き取りましょう。表面の水を取るだけでも仕上がりに違いが出ます。出先でもハンカチやティッシュで拭き取ることが大切です。
濡れてしまった革靴は中に新聞紙を詰めて、風通しの良い日陰に置き、半日ほどかけて乾かします。急激に乾燥させると、ひび割れの原因になります。直射日光や直火は避けましょう。
あとはブラッシングして、乾拭きをすれば完了です。手入れをしっかりしていれば、雨は怖くありません。ですが、ビショビショになったら数日は履くの控えましょうね。
革靴が傷ついてしまったら

少しの傷なら、クリームを塗りこむことで目立たなくできます。
・クロス
・クリーム(靴と同系色のもの)
ブラッシングをしてホコリを落とします。
傷のある部分を中心に、色のあるクリームをクロスで塗り込んでいきます。靴の色と合っているものを使いましょう。色が違っていると、逆に傷が目立ってしまうことになります。
思った通りの色がない場合には、靴より薄い色のクリームを使いましょう。
再びブラッシングをして、余分なクリームを取り除きます。 さらにツヤを出すために、クロスで磨きましょう。
これで、傷が目立たなくなるはずです。 広い範囲の傷や、深い傷は自分で対処するのは大変です。大切な革靴であれば、無理せずプロに修理をお願いしましょう。
革靴のお手入れはブラッシングがポイント
さて、いかがでしたか?気付いた方もいるかもしれませんが、全部の項目でブラッシングの話をしてるのです。それくらい、革の手入れにブラッシングは欠かせない手順。それを意識してもらえればマスターしたようなものです。そして、革靴の表面がカサカサしてきた時にはクリームを使ってみるといいですね。
何よりも革靴を大切に思う気持ちが大切。普段からちゃんとお手入れをして、革靴を長く使ってあげましょう。
※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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