
バブアーと暮らす日々。手間が愛着に変わるオイルドジャケットの魅力
秋の気配が少しずつ漂い始めると、クローゼットの奥からあのジャケットを取り出す日を考えます。バブアーのオイルドジャケット。ほしいけど、手入れやメンテナンスがちょっと心配…そんな気持ちもよくわかります。でも、手間をかけた分だけ愛着が増すのがバブアーの魅力です。今回は、バブアー・オイルドジャケットの手入れや電車でのマナーなど、秋に着たくなるバブアーの魅力と楽しみ方をお届けします。
バブアーって、どんなブランド?

バブアー(Barbour)は1894年、イギリスのサウスシールドで生まれました。漁師や港湾労働者向けの防水ジャケットが始まりで、王室御用達にもなるほどの信頼と耐久性を誇ります。
日常に寄り添う相棒
私にとって、バブアーのオイルドジャケットは、ただの服ではなく「一緒に時間を重ねる相棒」のような存在です。袖を通すたびに柔らかく馴染み、使い込むほどに自分だけの表情になります。雨や風の日も頼れる存在で、秋の散歩や週末のカフェ巡りにもぴったりです。
私が好きなのは、落ち葉が舞う道を歩くとき、肩にかけたジャケットがふわっと香るオイルの匂い。それだけで街の景色が少し特別に見えるから不思議です。
豊富な種類から、自分にぴったりの一着を
バブアーにはビデイル、ビューフォート、ボーダーなど豊富な種類があります。用途やスタイルに合わせて選ぶ楽しさもバブアーの魅力。迷った末にお気に入りを選んだときのワクワク感は、ちょっとした冒険のようです。秋の街を歩くとき、肩にお気に入りの一着をかけるだけで、日常がちょっと特別に見えてきます。
オイルドジャケットの魅力

バブアーを代表するオイルドジャケットは、新品のときは少し硬く、オイルの匂いも強めですが、時間をかけて育てると、自分だけの一着に変わります。
後悔よりも愛着
オイルドジャケットは、オイルの手入れが思ったより手間だったり、匂いや雨の日の扱いに戸惑ったりする理由から、買って後悔したという人も少なくありません。
私自身も、最初のうちは「やっぱり大変かも」と感じることがありました。でも、手入れを続けていくうちに、むしろ愛着が増していくことに気がつきました。着れば着るほど味わいが増し、体に馴染む感覚は、まるで長年の友人のようです。
手間を楽しむ
Barbourのオイルドジャケットを長く愛用するためには、日頃のケアと定期的なメンテナンスが必要です。オイルドジャケットは、基本的には自宅で洗濯ができないため、普段のお手入れがとても重要です。
オイルドジャケットは湿気に弱い
オイルドジャケットの大敵である湿気。シーズン中はハンガーにかけ、風通しの良い場所に置いてからクローゼットにしまいます。雨や風を通さないオイルドジャケットは、空気を通しにくく湿気がこもりやすい性質なので、こまめな風通しを心がけましょう。
クリーニングは専門店へ
自宅で洗濯ができないオイルドジャケットは、一般的なクリーニング店でも扱いが難しいアイテムです。汚れが目立ってきたり、オイルの入れ直しが必要と感じたら、専門店に依頼をします。オイルの入れ直しは数年に1度が目安になります。プロの手でオイルや汚れを整えてもらえば、扱いの難しさもぐっと軽くなり、安心して長く着られますよ。
電車でのマナーも大切に

オイルドジャケットは公共交通機関で座るときに少し配慮が必要です。理由は、オイルドジャケットが防水性と厚みを持つ素材で作られているため、座席や周りの人の服にオイルが付いたり、少しベタついたりすることがあるからです。また、混雑時は他の乗客にぶつかりやすく、ジャケット自体も傷みやすくなります。
混雑時は脱いで手に持つ、座席に直接触れないようにする。こうした小さな配慮が、ジャケットも周囲も快適に保つコツです。ちょっとした気遣いが、ジャケットを長く楽しむ秘訣。秋の通勤や街歩きも、少しの工夫を取り入れることで、バブアーとの暮らしがより心地よくなります。
秋を楽しむバブアーのある暮らし

バブアーのオイルドジャケットは、手間や少しのマナーが必要ですが、それ以上に得られる喜びが大きいアイテムです。手入れや季節の変化を楽しみながら育てることで、愛着が増し、日常に小さな幸せや笑いを運んでくれます。
秋の風を感じたら、クローゼットから取り出して、一緒に出かけるのが待ち遠しい今日この頃。電車で座るときも、カフェで香りを楽しむときも、雨の街を歩くときも、バブアーはそっと日常に彩りを添えてくれます。
秋の空気と落ち葉の香りと一緒に、自分だけのバブアーを育てる時間を楽しんでみてくださいね。
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