
靴の鏡面磨きのコツはワックスでじっくり!20分間の忍耐と一滴の水でピカピカにするプロの技
革靴にこだわりがあって、お気に入りの靴をもっときれいにしたい。そこでおすすめしたいのが、靴を上品に光らせてくれる鏡面磨きです。この記事では鏡面磨きのくわしいやり方を解説。おすすめ商品も紹介するので、ぜひ併せてチェックしてみてください。
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靴の「鏡面磨き」とは?

靴の「鏡面磨き」とはその名の通り、自分の顔が映り込むほどに、靴のつま先部分やかかとをピカピカに磨き上げることを言います。
革靴は動物の革でできているので、人間の皮膚と同じように毛穴があります。そこへワックスを何層にも重ねて塗り込んでいくことで、きれいな輝きが生まれる、という仕組みです。
「鏡面仕上げ」「ハイシャイン」「ミラーシャイン」などと呼ばれることもあります。
鏡面磨きの本番に入る前にすること

鏡面磨きをする前に、まずは靴の汚れを落としましょう。前回のお手入れから1ヶ月程度経っている場合は、しっかりとお手入れをしてから鏡面磨きに入りましょう。
・馬毛ブラシ
・クリーナー
・靴クリーム
・クロス

まずは馬毛ブラシでブラッシングをして、ホコリをとっていきます。
靴磨きのブラシには主に馬毛ブラシと豚毛ブラシがありますが、馬毛ブラシは少し柔らかめの毛なので、ホコリをふわっと取る時にぴったりです。そのため、ここでは馬毛ブラシを使用します。
一方で、豚毛ブラシは馬毛と比べて少し硬めの毛。こっちはクリームを塗る時に適しています。

靴用のクリーナーを布につけます。クリーナーが靴になじむように、やさしく拭いていきましょう。

革靴のお手入れでとっても大切なのが、保湿。保湿をしないと、革がどんどん乾燥してしまって、傷んでしまいます。靴の色に合わせたクリームで、しっかり潤いを与えてください。

最後にクロスで磨きあげたら、お手入れ完了です。お手入れができたら、いよいよ鏡面磨きです。
ワックスの塗り方の2つのポイント

実際にワックスを塗り始める前に、覚えておきたい2つのポイントがあります。しっかり抑えて、鏡面磨きを成功させましょう。
つけるワックスの量はほんの少し
クロスにワックスをつける際、失敗しやすいのがワックスの量です。鏡面仕上げには、ほんのやさしい力でワックスの表面をなでる程度の量が適量。「足りないかな?」と感じるぐらいの量を心がけましょう。
磨くのはつま先とかかとのみ
靴を美しく輝かせてくれる鏡面仕上げ。つい全体を磨き上げたくなりますが、しわの部分はもちろん、つま先やかかと以外の場所もワックスを塗ってはいけない部分です。
靴の構造上、つま先やかかとは芯が入っていて硬い部分ですが、その他の部分はしなやかに曲がります。この曲がる部分へワックスを塗ってもすぐに割れてしまったり、汚くなったりしてしまうため、避けるようにしましょう。
ワックスを素早く定着させる方法
鏡面仕上げは完成した時が嬉しい反面、時間がかかるというデメリットがあります。そのため、ワックスを素早く定着させる裏技を使ってみましょう。片足15分以内で終わらせることができます。
鏡面仕上げはクロスを使用する場合が多いのですが、実は、指の方がワックスをきれいに薄く塗れます。直接指で触れることで、靴の凹凸を感じやすくなり、必要な部分にピンポイントで塗りこめます。
鏡面仕上げで時間がかかるポイントは、ワックスを乾かす工程です。そのため、指でできるだけ薄くワックスを塗ったら、右つま先、右かかと、左つま先、左かかと、のように次々と塗り進めていきましょう。左右同時に進めることで、時間を大幅に短縮できます。
事前に数日間、ワックスのフタを開けておき、乾燥を促しておくのもいい方法です。
短時間で仕上げるなら、塗るワックスの層は6層くらいにしておきましょう。理想の光沢を目指して、水でしっかり拭き上げたら短時間での鏡面仕上げが完成です。
ワックスの層は最低限におさえる
鏡面仕上げは、ワックスを薄く塗る→放置してから水1滴たらして磨きあげる、が基本です。この工程を繰り返せば繰り返すほど、ピカピカになっていくのですが、光らせ過ぎるのも考えもの。
ワックスの層を重ねすぎてしまうと通気性が悪くなってしまいます。通気性が悪くなると、靴が傷みやすくなったり、臭いの原因になったりするため、注意しましょう。
自宅ではピカピカに見えても、外で見たらテカり過ぎという失敗もあるため、好みの光り具合を事前にたしかめておくと安心です。
靴の鏡面磨きのポイントは「忍耐」

鏡面磨きは、自宅で行うには少々ハードルの高いもの。ですが、道具をそろえれば自分でもできるので、挑戦してみてはいかがでしょうか。
・シューツリー
・ローション
・ワックス
・クロス
・スポイト
おすすめの商品はこちら。

ブートブラック プライム靴磨きセット
靴のお手入れの欲しいものがセットになっている商品で、収納するための缶に入っているのもうれしいポイントです。靴好きの方へのプレゼントにもおすすめなアイテムです。

靴にシューツリーをはめて形を固定し、磨きやすい状態にします。
こちらのシューキーパーは、天然木100%のアロマな香りで靴の脱臭・消臭・防臭に効果があります。革靴を高級に見せ、長くキレイに使いたい方はおすすめです。

Wellnice シューキーパー シューツリー レッドシダー

ワックスを塗りこむ作業に入ります。このときクロスはしっかりピンと指に巻き付けることが重要です。包帯やテーピングを巻くようなイメージでしっかり巻き付けましょう。しわが寄っていると失敗の原因になってしまいます。

指に巻いたクロスは少し湿らせてから、ワックスを適量とります。湿らすのは、クロスが油分であるワックスを吸収するのを防ぐためです。あくまで湿らす程度で、濡らすことのないよう注意してください。

仕上げたい部分にまんべんなく、やさしく円を描くようにワックスを塗り込んでいきましょう。力を込めずに撫でるようなイメージです。表面の凸凹をワックスで埋めていくようにすると上手くいきます。
ここで一つ注意して欲しいことがあります。ワックスを塗るのは、履きじわの手前までにしておきましょう。しわのある部分に塗り込んでしまうとひび割れの原因になってしまいます。ワックスの主成分はロウなので、塗り込みすぎると通気性が悪くなり、革が硬くなってしまうのです。

こうして塗り込むのを2~3回繰り返します。塗り終わりの目安としては、表面が白くツヤのない無い状態までです。
これが終わったら、3分ほど放置して乾かします。そうすることで、表面に膜ができるので次の作業がしやすくなります。

実はここからが鏡面磨きの本番です。まず水を一滴垂らします。スポイトのようなものがあるとやりやすいかもしれません。この水でワックスの伸びをよくしながら磨いていくわけです。
先ほどまでと同様に、やさしく円を描くように塗り込んでいきます。ポイントとしては指先で文字を書くような角度で塗り込むといいでしょう。力を入れて磨いてしまうと、せっかく先ほど作った膜が剥がれ落ちて、輝きにムラが出てしまうなど残念な仕上がりになります。
ひたすら、ゆっくり、じっくり、ていねいに磨くのが近道です。

水滴を垂らし、磨くという工程を納得いくまで繰り返します。地味で忍耐力のいる作業かと思いますが、職人でも20分ほどはかかるという作業なので諦めずにしっかりと磨いてください。根気強くやっているとしっかりと光沢を帯びてきます。
靴を磨くベストな頻度は?
鏡面磨きは頻度は、輝きがなくなってきたらで問題ありません。しかし、汚れを落としたり、クリームを塗ったりする普段のお手入れは、月に1回の頻度でしましょう。
鏡面磨きをしてお気に入りの靴をキレイな状態で履こう!
今回は靴の鏡面磨きについて紹介しました。ここまでの工程で、革靴は十分にきれいな仕上がりになったと思います。しかし、さらに仕上げたいという方は、今までの作業をもう一度行いましょう。
繰り返して重ね塗りをすることによって確実に光沢を得られます。革靴は普段からお手入れをすることによってきれいに保てます。
なんと、洗うことも可能です。どうやって洗うのか気になるという方は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。ぜひお気に入りの靴をキレイな状態で履いてみてはいかがでしょうか。
あわせて読みたい:革靴の洗い方を解説!臭いの落とし方と普段の手入れ方法とは?
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