
ブランド財布の修理は自分でできる?メーカーで依頼する際の注意点も解説
持ち物の中でも使用頻度の高い財布。長く使っているとファスナーやボタンが壊れたり、擦り切れたりしてしまうこともあります。「お気に入りの財布はできるだけ長く使いたい!」という方のために、財布修理を自分で行う際の注意点や、どこに修理を依頼すればよいのか詳しく解説します。
目次
財布に起こりやすい破損と修理方法

財布は、引手やファスナーなど使用頻度の高い場所が破損しやすい場所です。使っていると摩擦や劣化で革が痛むこともありますね。よく起こる破損例と修理方法を解説します。
起こりやすい財布の破損1:ファスナーのトラブル
・引手が壊れた
・スライダーが外れた
・エレメントがとれた
・ファスナーが噛みこんだ
・ファスナーが動かない
・ファスナーが閉まらない
ファスナーを閉めたのに開いてしまう、動かないというのはよく起こる不具合です。
修理方法
この場合は、ファスナーの交換か、引手となる金具やホック部分の交換をしましょう。
ファスナー交換の費用は5,000円~15,000円前後。ファスナーの長さや財布のブランドによって異なりますが、高級ブランドの財布はそれ以上の料金となる場合があります。スライダー部分の故障の場合、種類によってはスライダー部分のみの交換で対応できる場合もあります。
ペンチを使ってスライダーの隙間を調整すると改善する場合がありますが、難しい場合は店舗へ修理を依頼しましょう。
起こりやすい財布の破損2:財布のボタン(金具)のトラブル
・ボタンが外れた
・ボタンが閉まらない(開かない)
財布の開閉部分となるボタンや金具など、よく使うパーツも壊れやすい箇所となります。
修理方法
財布の種類によってボタンの解きが必要なタイプと、解かずに取り付けができるタイプがあります。修理費用はブランドや部品の種類、ボタンの数によって異なりますが、2,000円~9,000円前後。
自分で修理を行う場合は、ボタンを外して汎用サイズのボタンを取り付けます。
起こりやすい財布の破損3:財布本体部分のトラブル
・マチが裂けた
・縫い目が裂けた
・縫い糸がほつれてきた
・皮表面が劣化をしてきた
・角が擦れた
・小銭入れ内部が擦り切れた、べたつく
財布本体に傷や汚れがついてしまったケースです。
修理方法
主な修理方法は「縫い直し」「内側の布の交換」「革のクリーニングや染色」となります。
縫い目が裂けた場合は、ほつれた部分を解いて縫い直します。革のべたつきや穴が開いてしまった場合など状態に応じて全体を分解して縫い直しや新しい布を張り替えます。
また簡単な革の汚れであれば染み抜きで対応可能。染みついた汚れや色落ち、大きな傷などは染め直しをします。
ちなみに革財布のクリーニング費用は5,000円~10,000円前後。経年劣化で表面がはがれたり、角のすり減りや破れている場合などは修理できないこともあるため、まずは、修理が可能かどうかを相談してみましょう。
財布が壊れた場合はどこに修理を依頼するべき?

財布が壊れた際には、「購入したメーカーやブランド店」または「修理業者」に修理を依頼できます。
プロに依頼することで難しい部分も対応してくれますが、費用面や修理期間中は財布を使えないこと、正規店以外に頼むと品質にばらつきがあることなどが気になるポイント。
それぞれにメリットやデメリットがあるので、せっかく直すのであれば納得のいく修理がしたいですよね。修理をしたい財布にとってどちらがよいのかしっかり検討しましょう。
メーカーやブランド店に財布修理を依頼するメリット・デメリット

メーカー品やブランド店で購入したものは、購入した店舗やカスタマーセンターなどを通じて修理を依頼することができます。
メリット
購入したメーカーやブランド店で修理を依頼をすると、破損した部分を元のものと同じパーツを使用して直してもらえるので、購入時とほぼ同じデザインで修理が可能です。
メーカーやブランドが自社製品のデザインや質感を守って修理をしてくれるのがメリットです。
デメリット
パーツを海外から取り寄せたり、海外に発送して修理をしたりするケースがあるため、修理が完了するまでに時間がかかる場合があります。
また、純正パーツを使い本来の財布の姿と同等に修理をするため、費用がかかります。特にハイブランド品は、ブランドが認定した職人が作業を行うため高額になることもあります。
財布修理を依頼をするときの注意点
・見積もりをとってから依頼
・仕上がりまでの期間を確認
あまりにも修理費用が高額の場合は、新規購入した方がよい場合もあるのでよく検討しましょう。
毎日使う財布が長い期間手元にないことに不便を感じる、長い期間修理に預けることが不安な場合は、仕上がりの早い業者に依頼するのも一つの方法です。
正規店以外の修理業者に依頼するメリットやデメリット

メーカーやブランド品のほか、ノーブランド品も民間の修理業者に修理を依頼することができます。
メリット
修理業者は修理価格が表示されている場合が多く、価格の相場の確認ができます。
パーツもメーカー品やブランド品でないため、比較的安く仕上げることが可能。インターネットで見積もりを依頼できるケースなどもあり、仕上がりまで期間についても相談できます。
また、修理業者では幅広い修理に対応しているので、メーカーやブランド店で修理できないものも修理が可能なケースもあります。
デメリット
メーカー品やブランド品の場合、メーカーやブランドのオリジナルパーツを使うことができないため、購入時と全く同じ仕上がりにはなりません。
また、皮の染色や補修は店舗独自の手法で修理を行うため、購入時とは異なる仕上がりになることがあります。
依頼をするときの注意点
・複数の店舗から見積もりを取る
・仕上がりを確認する
・修理例や口コミを確認する
修理業者により修理方法や価格が異なるため、複数の業者へ見積もりを依頼しましょう。
また仕上がりが思っていたものと異なるとせっかくの修理が台無しなので、パーツを交換したり、染色を行う場合は修理後の仕上がりがどのようになるのか、店舗スタッフや職人とよく確認をしましょう。ブランド品の財布はブランドを熟知した職人でなければ、イメージと異なる仕上がりになることもあるため、その店舗で実際に修理をした例を見たり、口コミ評価を確認して業者を選びましょう。
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