
エアコンの室外機を自分で掃除する方法|クリーニングの頻度やプロに依頼すべきところを解説
エアコン掃除で忘れてはならないのがエアコンの室外機!衛生的には問題ありませんが、掃除をしたり使い方を見直したりすることで、経済的にお得になる可能性があります。今回は、室外機を掃除する方法や効率良く使うための工夫を紹介します。
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目次
エアコンの室外機の役割と構造

室外機の役割は、室内機(エアコン)と熱のやり取りを行うこと。エアコンは図のように室内機と室外機がパイプでつながっており、必要に応じて熱を取り出して空気を温めたり、熱を取り除いて空気を冷やしたりと「熱のやり取り」をしています。だからこそ、いかに部屋の中の熱を外に出せるかどうかが大切なのです。
実は、エアコンの消費電力のほとんどが室外機の作動によって発生しています。そのため、エアコンの室内機だけではなく室外機もきれいにすると、より効率よく働いてくれる可能性があります。効率が良くなれば、節電にもつながりますよね。
熱交換器(フィン)
熱を交換するところ。空気を温めたり冷やしたりしています。エアコンには欠かせない部品で室外機だけでなく、室内機にも入っています。
吹き出しグリル
室外機の正面から見える金属の網状の部分です。プロペラファン・ファンモーターの外側についていて、室外機の内部にゴミが入り込むのを防いでいます。蜘蛛の巣や枯葉がつきやすいので、掃除のしがいがあるところ。
ドレン(排水)ホース
ドレン(排水)ホースとは、室内機に発生した水分を外に排出するためのホースのこと。エアコンを運転する過程で空気が冷やされると、空気中の水蒸気が水滴となり結露が生じます。室内機に水が溜まると水漏れや詰まりなどの原因となり、エアコンが故障してしまう可能性があるため、欠かせない部位です。
プロペラファン・ファンモーター
プロペラファンはモーターとセットになっています。ファンモーターによってプロペラファンを回転させて風を起こします。室外機を正面からみたときに、ぐるぐると回転している部分です。熱を効率良く外に出すために使われています。
コンプレッサー
室温調節のための冷媒ガスを圧縮して高温する部分。冷媒ガスを圧縮して得た熱を、冷房なら室外機、暖房なら室内機に出して温度を調節します。エアコンの室内機と室外機を行ったり来たりして熱を運びます。
エアコンの室外機の掃除方法

室外機の外側の掃除
室外機の表面の汚れは、ほうきで掃いてざっとホコリを落としてから、雑巾で拭いてきれいにしましょう。あまりに泥汚れがひどい場合は軽く水洗いし、流してから雑巾で汚れを拭いていきます。
室外機は雨ざらしになることを想定されて作られているため、水をかけても大丈夫です。しかし、室外機の下側から水をかけたり、多すぎる量の水をかけると故障する可能性があるので注意してください。
室外機内部の汚れ
長年使用しているエアコンだと、室外機の中にゴミが溜まったりすることも。中のファンにゴミが絡まってしまうと故障の原因となることがあるので、数年に1回はチェックしておくといいでしょう。
ただし、室外機の中は分解しなければ掃除ができないので、内部の掃除に関しては自分でのゴミの除去は行わず、プロのエアコンクリーニング事業者に依頼しましょう。
エアコン室外機掃除の方法【吹き出しグリル】

細かい内部の掃除方法を紹介します。吹き出しグリル、フィン、水抜き穴・ドレンホースの順に紹介します。
・掃除機

まずはほうきで軽く掃いて枯葉やホコリをきれいにしましょう。少し小さいブラシなどで掻き出してもいいですね。
ほうきを内部に突っ込まない
ほうきやブラシを内部に突っ込むと機械を壊してしまう可能性があります。無理に内部まで掃除しようとせず、できる範囲で掃除を済ませましょう。

最後にほうきでは綺麗にできなかった細かい汚れや、ちょっと奥の方に入ってしまった汚れを、掃除機で吸い取ってきれいにします。
エアコン室外機掃除の方法【フィン】

続いて、室外機の裏側にあるフィンを掃除します。手を切る危険性があり、モーター部分に水がかかると故障の原因になってしまいます。繊細な部品なので、自分で行うのは外側だけの掃除に留めたうえで、丁寧に掃除しましょう。
・ブラシ、歯ブラシ

掃除機のブラシの部分だけが室外機の後ろに触れるようにしましょう。
室外機の後ろの金属の板は、優しく触れる
室外機の裏にある、細かい金属の板はとても繊細。プラスチックなどの硬いものが当たっただけで、金属の板が倒れてしまいます。丁寧に扱うようにしましょう。

掃除機を使った後は、ブラシで細かい汚れもきれいにします。このときもブラシの部分だけが室外機の後ろに触れるようにしましょう。細かい部分は歯ブラシを使うのもおすすめです。
エアコンの室外機掃除の方法【水抜き穴・ドレンホース】

水抜き穴やドレンホースは室外機の底や下部に付いていることがほとんど。穴やホースに汚れが詰まっていると、室外機の中に水が溜まってしまい、故障の原因になることも。ゴミが詰まっていたり、蜘蛛の巣が張っていたりしたら、割り箸などを用意してゴミを取り除きましょう。
室外機の掃除で得られる4つのメリット
室内機に気を取られて、後回しにされがちな室外機の掃除。しかし、消費電力のほとんどが室外機の作動によって発生しているため、室外機を掃除しないと気づかない内に損をしてしまう可能性があります。室外機を掃除することで得られる4つのメリットについて紹介していきましょう。
節約につながる
室外機が汚れていると、部屋の中の熱が効率良く外に排出されません。例えば、裏側のフィンがホコリ埃まみれになって目詰まりすると、通常よりも余計にフィンを回さなければいけません。室外機を掃除してスムーズに動くようにすると、少ない電力でも室温を変えられるので、結果、節約につながるでしょう。
エアコンが長持ちする
掃除することで、エアコン本体の故障リスクが軽減されます。室外機のフィンは、汚れて目詰まりを起こしやすい箇所。目詰まりをすると、エアコンの室外機がうまく機能しなくなり、室内機に余計な負担がかかってしまいます。そのため室外機をしっかりと掃除することで目詰まりが起こらなくなり、エアコンが長持ちするのです。
エアコンの効率が良くなる
室外機を掃除するとエアコンの効きが良くなり、効率よく温度調整ができるようになります。室外機の前にものがあったり、室外機の中が汚れていたりすると熱交換がうまくできず、エアコンの効きが悪くなることがあります。スムーズに熱を循環させて、効率よくエアコンを運転させましょう。
稼働音が静かになる
エアコンを使っているうちに、室外機から大きな音が聞こえるようになったことはありませんか?そこで、エアコンクリーニングのプロに「室外機がうるさい原因は何ですか。この問題は室外機クリーニングで解決できますか。」と聞いてみました!
「あなたの街のお掃除屋さん」 いわさきクリーニングさん(東京都)
スマイロさん(大阪府)
プロのお話をまとめると、室外機がうるさい原因として考えられるのは3つ。
・接触による室外機の振動
・経年劣化による不具合
1つ目のゴミが詰まっている場合には掃除できれいになりますね。室外機の振動が原因の場合には、室外機の周りを片付けたり、位置を変えたりすれば静かになると思います。ただ、経年劣化の場合には、掃除のプロも解決は難しいです。つまりは故障ということですから、メーカーに相談しましょう。
あわせて読みたい:エアコンから異音がした!音からわかる原因と室内機・室外機の対策方法
エアコンの室外機を掃除する際の5つの注意点
メーカーが推奨してない洗剤は使わない
メーカーが推奨していない洗剤は使わないようにしましょう。部品を傷めたり、変質させてしまう恐れがあります。室外機の取扱説明書やマニュアルにメーカー推奨の洗剤や注意点などが書いてあるはずなので、確認してください。
室外機をむやみに動かさない
室外機の設置場所によっては、熱交換器が見えなかったり、手が届かなかったりして、掃除しにくい場合があります。その際に、室外機をむやみに動かさないようしましょう。無理に動かしてしまうとガス漏れなどの事故につながる可能性があります。室外機は動かさず、できる範囲で掃除をしてください。
高圧洗浄機は使わない
熱交換器やプロペラファンの汚れがひどい場合でも、高圧洗浄機の使用はやめましょう。室外機は雨ざらしになることが前提として作られているため防水ではありますが、高圧洗浄機を使うと部品が壊れたり変形したりする恐れがあります。
洗浄スプレーは使用しない
室内機用の洗浄スプレーを室外機に使うのはやめましょう。スプレーの成分が内部の部品を腐食させ、故障の原因となってしまいます。
あわせて読みたい:エアコンの室外機に洗浄スプレーは使ってはいけない?その理由と正しい掃除方法を紹介!
むやみに分解しない
室外機の本格的な掃除は分解が必要となりますが、無理に分解してしまうと故障してしまう可能性があります。分解するほど汚れが目につくようになってきた場合は無理をせずに迷わずプロにお願いしましょう!
エアコンの室外機掃除のタイミングや頻度

室外機が汚れると、電気代にも影響してしまうので、エアコンを使い始める前には掃除しておきたいですね。期としては冷房を使い始める前の5~6月と、暖房を使い始める前の10~11月頃がおすすめです。
ただ、お住いの地域によってエアコンを使い始めるタイミングは異なるので、「エアコンを使い始める前」ということを覚えておいてください。それ以外でも、室外機の周辺にゴミが溜まっている、吹き出しグリルに蜘蛛の巣がはっているなど気になる点があれば、こまめに掃除しておくと良いでしょう。
エアコン室外機を使って賢く節約

室外機が汚れていると起こるのは、経済的な問題でしたよね。電気代を節約するためにできることは、室外機の掃除以外にもあるのです。それは室外機の使い方を見直すこと。そのための5つの方法をご紹介します。
室外機の周りはスッキリとさせておく
室外機の周りにものがたくさん置いてあると、熱を放出するときに効率が悪くなってしまいます。そのため、室外機の正面や周り20cm以内には物を置かないようにしましょう。
エアコンのフィルターは数週間に一度掃除
エアコンをこまめに掃除しておくと、長持ちするうえに節電効果が期待できます。
エアコンを掃除せずに放置してしまうと、フィルターにすぐにゴミが溜まりってしまいます。エアコン内部にカビが生えたり、エアコンの効きが悪くなったりするので、1ヶ月に一度は必ずフィルターのゴミを除去しましょう。
あわせて読みたい:【簡単】エアコン掃除を自分でやる方法!手順や注意点を分かりやすく解説
夏は日よけや打ち水で涼しく
夏は室外機が日陰になるようにし直射日光を避けましょう。夏は室外機自体が涼しい状態の方が熱を追い出す効率が良いので、涼しくなるように日よけカバーなどを使いましょう。打ち水も室外機周りの温度を下げるのに有効なので、暑い時期は積極的に活用していくといいですね。

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あわせて読みたい:エアコン室外機の日除けカバーの効果は?省エネ以外のメリットも!
冬は暖かくしておく
冬は日光が当たるようにすると◎。冬は暖かいほうが効率よく働いてくれます。雪が降る地域にお住まいの方は、雪除けカバーを使って雪が積もるのを防ぎ、室外機に水分が入ってしまうのをできるだけ避けましょう。

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室外機の設置場所を見直す
室外機の設置場所を見直すことでエアコンの効きが良くなったり、エアコン代を節約できたりする可能性があります。
室内機の近くに設置
最初に説明した通り、エアコンは室内機と室外機で熱の交換をして温度を調節しています。室内機と室外機の距離が遠いと、パイプが長くなってしまい、電力効率が落ちて余計に電気代がかかってしまいます。効率的にエアコンを使うためにも室外機は室内機の近くに設置するようにしましょう。
室外機が水平に設置できる場所
室外機が傾いていたりすると、稼働しているときに振動したり、音がうるさくなったりしてしまいます。室外機は水平な場所に置いて、振動や騒音を避けましょう。
直射日光が当たらず、雨が直接当たらない場所
室外機に直射日光が当たると内部の温度が上昇して消費電力が大きくなったり、負荷がかかったりしてしまいます。また室外機は防水ですが、雨が長時間にわたって直接当たると錆びてしまう恐れなどがあります。消費電力を抑えて、室外機を長持ちさせるためにも、室外機は直接日光や雨が当たらない場所に設置しましょう。
通気性が良い場所
室外機を通気性が悪い場所に設置しておくと、うまく熱が排出できず、内部に熱が溜まってしまいます。そうなると、エアコンの電力効率が悪くなり、電気代もかかってしまいます。掃除する際にも通気性が良い場所の方が掃除しやすいので、室外機は風通しの良い場所に設置しましょう。
エアコンの室外機掃除はプロに任せるのがおすすめ

ここまで自分でできる室外機の掃除方法についてお話してきましたが、これでもまだ落としきれていない汚れがあるんです。自分で分解できるパーツの範囲が限られるエアコン掃除では、素人がエアコンの汚れを全て落としきることは不可能です。
そんなときこそ掃除のプロの出番!掃除のプロに「 エアコンクリーニングと一緒に室外機のクリーニングも頼もうと思っているのですが、室外機をクリーニングするメリットはどんなことがありますか?」と聞いてみました。
クリーンサービスさん(大阪府)
おそうじ代行さん さん(京都府)
なるほど!プロにしっかり掃除をしてもらうことで、電気代の節約やエアコンの効きに繋がるんですね。素人には難しいエアコンの室外機掃除は、プロにお任せするのが一番。
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※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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