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更新日: 2025年8月13日

スコッチグレインの革靴の修理事例を特集!ソール・かかと・履き口リペアの実例が大集合

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伝統にこだわり、進化を続ける靴ブランド、スコッチグレイン。東京オリンピックの年に下町で生まれ、ヨーロッパ各国から取り寄せた良質な革と技術へのこだわりが魅力です。でも、ボロボロになってしまったらもう履けないとあきらめてはいませんか?実は破れた履き口部分の革や、擦り減ったかかとなどは靴修理・靴磨きの職人さんの技術で、きれいな状態に戻すことができるのです!今回は、そんなスコッチグレインの修理を特集。実際の6つ事例について職人さんに解説してもらいました。

スコッチグレインの紳士靴のオールソール交換

修理前の革靴

修理後の革靴

スコッチグレインの修理 #1

修理をした職人さん靴修理かみとりさん
修理内容オールソール交換
型番ストレートチップ
参考価格12,960円

ソールが長年の使用によって削れ、クッション材の役割を果たす中物(フィラー)が見えてしまっている状態。今回はそんなスコッチグレインのストレートチップの「オールソール交換」をしました。

オールソール交換とは
靴底のソールを全面まるごと交換することをいいます。

今回のオールソール交換の特徴は?

今回取り扱ったスコッチグレイン靴の特徴はグッドイヤーウェルト製法という製法にあります。

靴の中にはソールを張り替えたくても、修理の際にアッパーなどの他部分への負担が大きく、修理に不向きな靴もあります。しかし、グッドイヤーウェルト製法は、ソール部分を全く新しいソールに取り替えることが出来るように作られた製法なのです。

グッドイヤーウェルト製法とは?
アッパーとインソール、そしてウェルトを縫い合わせたあと、アウトソールとウェルトを縫い合わせる靴の製法です。

靴の断面図

アッパーとアウトソールを直接縫い付けてしまう他の製法と違って、このようにウェルト、アッパー、インソールの三つを繋げてから、アウトソールとウェルトを縫い付けています。こうすることで、分解がしやすく何度でも修理が可能な靴となっています。

今回、オールソール交換を行ったことで、古く傷だらけだった革靴が、その機能性を回復し、新品のようになりました。

修理することを前提として作られた靴、スコッチグレイン。お客様の靴やライフスタイルに合わせた提案をさせて頂きます。お気軽にご連絡ください。

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スコッチグレインの紳士靴のオールソール交換(リッジウェイソール)

修理前の革靴

修理後の革靴

スコッチグレインの修理 #2

修理をした職人さん靴修理工房REPAIRISTさん
修理内容オールソール交換(リッジウェイソール)
型番ストレートチップ
参考価格15,120円

使い古し、ソール全体が擦り減ってしまい、オールソール交換が必要な状態。そこで今回使用したのが、「リッジウェイソール」です。

リッジウェイソールとは?
入リッジとは畦(あぜ)のことで、リッジウェイは畦道という意味。つまり、畦道のようなすべりやすい場所でも滑らないよ、という意味で名付けられた凹凸のあるグリップ力の強いソールです。

お客様一人一人と向き合った修理

修理をしたい方々のご要望に合わせた修理ができてこその職人。では、今回はなぜ、リッジウェイソールという、あまり見かけないタイプのソールをオールソールに使用したのか?その理由についてお伝えします。

リッジウェイソールは耐久性とカジュアルさを兼ね備えたソールです。リッジウェイソールと同じラバーソールで、同じメーカーで生産されているダイナイトソールと比べても、よりカジュアルさを演出できるのが特徴。お客様の要望をお聞きした上で、このソールが合うと考え提案しました。多少値段が高くはなりますが、見た目の美しさを損なわないまま、耐久性と機能性は確かなものとなっています。

ダイナイトソールとは?
ラバーソールの代表例。昼夜問わず製造をしていたことから「Day and night」が訛り、ダイナイトという名前が拡がりました。ラバーソールながら厚さが薄く、見た目がスマートになる特徴があります。

今回、オールソールをリッジウェイソールに交換したことで元の状態以上のグリップ力を手に入れ、履きやすさが改善しました。

靴の種類や用途によって、革底だけでなく、今回のようなラバーソールなど、様々な種類の靴底のオールソールに交換することが可能です。まずはお気軽に、見積もりをご依頼ください。

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スコッチグレインの紳士靴のハーフソール補強と履き口補修

修理前後の革靴

スコッチグレインの修理 #3

修理をした職人さんいずみ靴店さん
修理内容かかとゴム交換 / ハーフソール補強 / 履き口補修(滑り革修理)
参考価格ハーフソール補強 2,300円/かかとゴム交換 2,800円/履き口補修 2,800円

今回は、スコッチグレインのかかとゴム交換・ハーフソール補強・履き口補修です。本革ソール(靴底)がだんだんと削れて薄くなった状態で、お客さんは、滑りが気になっているようです。靴底の減り、履き口(滑り革)のスレが目立つので、すべてまとめて修理します。

今回のスコッチグレインの靴修理は、どのような修理?

まずはハーフソール補強。穴が開くのではないか、というくらいすり減っています。つま先のゴムはそのままに、ハーフソール補強を施します。新しいソールを貼るところは、軽く荒らしてボンド接着の強度が出やすいようにします。今回使うのは、イタリアカサリ社のハーフソールです。

かかとのゴムはかなり厚手のものですね。お客さんが履いた時に違和感がないよう、同程度の厚みのかかとゴムで交換します。履き口は、革を縫い付けてから余った部分をカット。最後に、靴を磨いたら、すべての作業は完了です。

オールソール修理も行いますが、ソール交換の頻度を下げるためハーフソール補強はいい選択だと思います。スコッチグレインに限らず、紳士革靴ではハーフソール補強の修理が定番です。みなさんも同じようなお悩みを抱えていると思います。

スコッチグレインの紳士靴のかかとゴム交換とハーフソール補強

修理前後の革靴

スコッチグレインの修理 #4

修理をした職人さんDoorさん
修理内容かかとゴム交換・ハーフソール補強
【3段目左】【3段目中央】

今回は、スコッチグレインの紳士靴のかかとゴム交換・ハーフソール補強です。頻繁に履かれていたので、靴底のレザーが削れて穴が開いています。つま先部分も削れており、かかと部分もすり減っていますね。お客さんとしては、靴底の穴が一番気になるようなので、そこを中心に作業を進めていきます。

今回のかかとゴム交換、ハーフソール補強の修理は、どのような修理?

スコッチグレインの靴は、もともと、しっかりとした製法でできています。そのため、かかと部分のゴム交換が多く、次いで靴底補強などのお直しが多いです。

まずは、かかとから修理を始めます。スコッチグレインの紳士靴は、かかとが厚いのが特徴。同じくらいの厚さのかかとに交換します。

削れてしまったつま先部分と穴が開いてしまった靴底部分に、レザーアタッチ(部分的に革を補強)を施します。これをベースに靴底補強用にビブラム社製のゴム材を貼ります。

最後に、つま先、靴裏の色味やバランスを確認したら、ハーフソール補強とかかとゴム交換、つま先補修の作業は完了です。

スコッチグレインの靴を大切にしている方へ、ワンポイントアドバイス

先ほどお伝えしたとおり、スコッチグレインの靴は、構造としてしっかりと作られています。スコッチグレインは、あまり状態が悪くならないうちに、ケアやリペアをすることで10年20年履き続けられる靴になります。

自分でできるケアも大切ですが、靴が完全に壊れてしまう前に、早めにリペアに出すことをおすすめします。靴についての質問や修理の相談など、お気軽にお問い合わせください。

「Door」さんに見積もりを依頼する!

スコッチグレインの紳士靴の傷補修・靴磨き

修理前の革靴

修理後の革靴

スコッチグレインの修理 #5

修理をした職人さんBROSENTさん
修理内容傷補修・靴磨き
型番ギリーシューズ
参考価格3,420円(ライニング補修:1,800円、靴磨き:1,620円)

靴の後方部分である、かかと周りの一部に傷がついてしまったスコッチグレインのストレートチップの「傷補修・靴磨き」をしました。

修理前の革靴

普段からお手入れをほとんどしておらず、革の表面がはがれ、革の内部が見えてしまっています。ここまでの傷だとクリーナーでは太刀打ちできません。そこで、助っ人として登場するのが、紙やすりです。ここでは二種類の紙やすりを使い分けます。

まず、基本的な汚れを落とした後、細目のやすりで傷周辺をならしていきます。そして、マニキュアの要領でトップ材を塗り、傷を埋めていきます。最後にさらに細かく、下地が耐水ペーパーのやすりで傷周辺をならします。傷を埋める時は、削る段階でトップ材が剥がれないように、一回で埋めるのではなく、何回も繰り返し塗ることで、頑丈で剥がれないパテのような層にしていきます。仕上げとして傷隠し用のクリーム顔料を塗って傷補修は完了です。

傷補修が終わったら、丁寧にブラッシングをしていきます。クリームを塗った状態でブラッシングを行った後、より靴を輝かせるために、鏡面磨き(ハイシャイン)を行っていきます。

鏡面磨きとは?
自分の顔が映るほどにかかとやつま先をピカピカに磨き上げること。油性ワックスを薄く何層にも重ねて光沢を出していきます。

鏡面磨きをすることによって、靴がかつての輝きを取り戻し、新品のような状態に戻すことができます。

修理後の革靴

上の写真が磨き終えた状態です。あんなに深い傷があったのが、見違えるほどの仕上がりとなりました。

私たちBROSENTは名前の由来にもある通り、「兄弟(BROTHER)からサービスと言う名の贈り物(PRESENT)をしたい」という気持ちで靴をお手入れしております。

スコッチグレインの紳士靴の靴クリーニング

修理前の革靴

修理後の革靴

スコッチグレインの修理 #6

修理をした職人さん麗靴堂さん
修理内容靴クリーニング
参考価格3,240円

今回は、スコッチグレインの靴クリーニングです。靴紐からつま先にかけて、色が白っぽくなっていますね。色が落ちてきているのもありますが、実は、カビも生えています。こちらの靴は、全体的にカビとシミが広がっているので、カビと汚れを取り除きます。

悪臭やひび割れ対策に、年1回は靴クリーニングを

あまり知られてないのですが、人は足に大量の汗をかきます。靴の中は乾燥しづらいので、足汗によって雑菌が繁殖しやすい環境なのです。その影響で、靴にカビが生えて、悪臭の元に。

また革靴の汚れは、表面を乾燥させてしまい、結果ひび割れの原因となります。そのため、1年に1度は靴の水洗いで良いので、靴クリーニングをおすすめします。靴クリーニングをすることによって、靴の中の汚れや外面の汚れも同時に落とすことができるので、カビや水虫予防にもなりますよ。

スコッチグレインの靴クリーニングを終えて

今回は、革のカビが凄かったので、カビがあとから出てこないように仕上げました。靴のカビ取りを自分でやるのは、難しいと思います。革を傷つけてしまう可能性もあります。スコッチグレインに限らず、靴は定期的にメンテナンスや修理することをおすすめします。靴は毎日履くもの。足環境を清潔に保って、日々を快適に過ごしましょう。

無料見積もりもあります。靴修理の相談や質問は、お気軽にお送りください。

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スコッチグレインのお手入れ方法をご紹介

スコッチグレインの靴を、少しでも良い状態で長く履き続けたいなら、自宅で定期的にお手入れしてあげましょう。道具を揃えて、正しくメンテナンスしてあげれば、修理回数を減らせます。持っておきたいおすすめの道具と、お手入れの手順をくわしくみてみましょう。

必要な道具はこれ!

スコッチグレインのお手入れに必要な道具は、以下の5つ。用意しておけば、その他革靴のお手入れにも使えますので、揃えておきましょう。

用意するもの
・靴用ブラシ
・乳化性クリーム
・油性クリーム
・シューズキーパー
・やわらかい布

スコッチグレインの靴は、たくさんの道具を用意しなくても、快適な状態をキープできます。革靴用のクリーナーや汚れ落とし、液体タイプの靴墨、防水スプレー、撥水スプレーは、メーカーで推奨されていないため、使用しないようにしましょう。

お手入れの手順を解説!

それでは次に、道具を使ってスコッチグレインをお手入れする手順を紹介いたします。

手順
1
靴の汚れを取り除く

シューズキーパーを靴にセットしたら、靴用のブラシを使って表面の汚れやゴミを除去します。靴用ブラシがない場合は、やわらかい布でも代用できます。

2
乳化性クリームを塗る

やわらかい布を指に巻き、乳化性クリームをつけて全体へ塗っていきます。できるだけ薄く塗り伸ばすのが、失敗しないコツです。ソールと表面の境目にあたる、ウエルト部分にも、クリームを塗っておきましょう。

定期的な塗布を行うことで、革に栄養が行きわたり、独特のツヤをキープできます。

3
クリームを拭き取る

乳化性クリームを塗り終わったら、やわらかい布を使って、クリームを拭き取ります。拭き取りが甘いと、ホコリやゴミが付着する原因になるため、しっかりお手入れしましょう。

やわらかい布の代わりに、使わなくなったストッキングを使用してもOKです。

4
油性クリームを塗る

靴をダメージから守るため、油性クリームを塗って仕上げます。傷や汚れがつきやすい、つま先やかかと部分を中心に、乳化性クリームと同じように薄く伸ばしていきます。作業が終わったら、30分程度そのまま放置しましょう。

その後、やわらかい布やストッキングで拭き取ったら、お手入れ完了です。

お手入れの頻度は月に1~2回が目安です。スコッチグレインを履く頻度が多い場合は、週に1度程度。こまめにお手入れしてあげると、傷や汚れを防ぎながら、ツヤ感をアップできます。

スコッチグレインの靴の修理をすすめる理由

革靴

革の表面に傷ができてしまったり、靴底がすり減ってしまったスコッチグレインの靴、どうしていますか?壊れて履けないけど、捨てるのは勿体ないから放置。もう何年も見ておらずどんな靴だったかも覚えていない。このような靴、何足もありませんか?

スコッチグレインの靴は、長く履き続けることで出てくる味も魅力の一つ。「修理をしてまた履く」のがおすすめです。革靴は、履けば履くほどその人の足の形にフィットしていき、履き心地が良くなっていきます。しかし、修理できない靴だと、壊れてしまったら新しい靴を買い、また1からのスタートになってしまいます。

スコッチグレインの靴は、修理することを前提とした、グッドイヤーウェルト製法で作られているため、修理をして長い間履き続けられます。そうすることで靴としての魅力は増していくでしょう。

革靴修理の無料見積もりを出すには

修理の頼みかた簡単3ステップ

1.写真を撮る

修理依頼の手順

写真を撮って、頼みたい職人さんに送ります。

2.相談する

修理依頼の手順

修理内容の提案や金額の見積もりが届きます。職人さんと相談して修理内容を決めます。

3.直したいものを送る

修理依頼の手順

職人さんに直したいものを送ります。

修理は頼みたいけど、「お店まで行く時間がない」「修理にいくらかかるのかが不安」「修理可能なものなのか分からない」と悩んでしまうことがありますよね。

そこで、おすすめしたいのが「見積もりをおねがいすること」です。

ユアマイスター」なら、ネットで今すぐ、職人さんに直接、無料でスコッチグレインの靴修理の見積もりをおねがいすることができます。

手順もとっても簡単。写真を撮って必要な項目を入力するだけです。一度に複数の職人さんに見積もりをおねがいすることもできます。後日、依頼した職人さんから修理メニューや費用などの見積もり内容の連絡が届きます。

大切にしていたのに使えなくなってしまったスコッチグレインの靴をお持ちの方は、職人さんに見積もりを頼んで、もう一度使えるようにしてみませんか?

スコッチグレインの靴を長持ちさせるコツ

革靴

スコッチグレインだけでなく、革靴は日々のケアで長く履けるかどうかが大きく変わります。日頃からブラッシングを行い、履く度に汚れを落としてください。それでも落ちないな、と感じたらクリーナーで汚れを落とし、クリームで保湿、補色を行いましょう。

しかし、いくら保湿やクリーニングをしても履けば履くほど劣化はしていきます。毎日履くのではなく1日履いたら2日間は空けてください。型崩れやヒビを防ぐために保管時はシューキーパーを入れて風通しの良い日陰で保管をすることをおすすめします。

お手入れを日頃から意識して行えば、自分の足にフィットしつつも、品質は新品さながらのスコッチグレインの革靴を長い間履くことが出来ます!

スコッチグレインの靴は修理すれば長く使える

革靴

スコッチグレインの靴の修理の事例を紹介しました。修理例を見て、お手持ちのスコッチグレインの靴のかかとやつま先、ソールが気になった方もいるかもしれません。すり減ったり傷がついたスコッチグレインの靴は修理をすればまた使えるようになります。もう履けないな、と感じたら捨てたり下取りに出したりするのではなく、まずは職人さんに見積依頼をしてみてください。

ユアマイスターの職人さんなら、修理が必要か、必要ならどんな修理になるのか、ていねいにお伝えします。長くきれいに使う秘訣も教えてくれますよ。大切なスコッチグレインの靴が、もっと大切にできると良いですね!

※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
※本記事に掲載する一部の画像はイメージです。
※本記事の内容の真実性・確実性・実現可能性等については、ご自身で判断してください。本記事に起因して生じた損失や損害について、編集部は一切責任を負いません。

監修者
ライター
ワタシト 編集部
ワタシトは暮らしの不便を解決するアイデアや商品を紹介するメディアです。掃除や洗濯、日用品のお手入れ、ハウスクリーニング、家具、家電、生活雑貨の新商品など役立つ情報をお届けします。
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