
バスマットの正しい洗濯方法は?洗う頻度や手洗いする方法・お手入れの注意点を解説
家でバスマットを洗濯するときは、洗濯機で洗えるのかに注意。正しく取り扱わないと、吸水性や速乾性の低下、形崩れといったトラブルの原因になる場合があります。「毎日洗った方がいい?」「正しい洗い方は?」といった疑問がある方に、お風呂上がりに使ったバスマットはいつ洗えばいいのか、洗濯頻度やお手入れ方法を解説します。
バスマットを洗濯する頻度はどのくらい?

毎日使うバスマットですが、どのくらいの頻度で洗えばいいのかは意外と悩みどころですよね。実際に10~60代の男女60人に行ったアンケートでは、「毎日洗う」と回答した人はわずか15%、「2週間に1回以下」と答えた人はなんと26.6%にのぼりました。
足元の水分を吸収するバスマットは、湿気を含んだまま放置してしまうと、ダニやカビなどの微生物が繁殖しやすい環境になるため、衛生面で注意が必要です。特に家族に水虫を患っている方がいる場合、水虫菌が移らないように気をつけなければなりません。
衛生微生物研究センターによるバスタオルの研究結果では、下記の内容が提示されています。
使用直後のバスタオルには1枚当り数十~数百個くらいの雑菌(主に使用者の体に由来する細菌)が付いていますが、 そのタオルを3日間洗濯せずに使うと、細菌数は数万~数億個に激増します。
(出典:バスタオル、何回使ってから洗う?|衛生微生物研究センター)
バスマットもバスタオル同様に高湿度・高頻度で使用されるアイテムのため、清潔に保つには毎日洗濯するのが理想です。難しい場合でも、最低でも週に1回以上の洗濯を心がけましょう。
バスマットを洗濯する際の注意点
何気なく洗濯してしまいがちなバスマットですが、いくつかの注意点を守らないと、劣化や機能低下につながるおそれがあります。ここでは特に意識したいポイントを3つ解説します。
1. ドラム式洗濯機での洗濯は避ける
バスマットに付属している洗濯表示を確認すると、「ドラム式洗濯機ではパイルが抜け落ちる」「マットが変形する可能性がある」といった記載が見られることがあります。
これはドラム式洗濯機の構造が叩き洗いのため、バスマットの繊維や構造に負担をかけやすいのが理由。使用は非推奨とされている製品が多いため、取り扱い表示を事前に確認するようにしましょう。縦型洗濯機であれば問題なく洗える製品が一般的です。
2. 柔軟剤の使用は控える
柔軟剤は衣類をふんわり仕上げてくれますが、バスマットには不向きな場合があります。柔軟剤の成分が繊維に膜を作り、吸水性や速乾性を損なうおそれがあるためです。
入浴後の濡れた足元に使用するアイテムとしては、吸水力が重要。機能性を維持するためにも、バスマットの洗濯時には柔軟剤を使用しないようにしましょう。
3. そのまま洗わず洗濯ネットに入れて洗う
バスマットは形崩れしやすく、洗濯機の中で偏った負荷がかかると、ほつれや歪みの原因となります。洗濯機で洗う場合は、必ず洗濯ネットに入れるのが基本。他の衣類との絡まりを防ぎ、繊維のダメージや変形を軽減できます。
バスマットを手洗いする方法
ドラム式洗濯機を使っている家庭では、バスマットのお手入れには手洗いがおすすめ。手間に感じるかもしれませんが、以下の手順で簡単に行えます。
・40~50℃程度のお湯
・洗濯用洗剤
バケツに40~50℃のお湯を入れます。熱すぎるとやけどのおそれがあるため、注意しましょう。
使用する洗剤の表示を確認し、適量をお湯に溶かします。
バスマットをバケツの中に入れ、優しく押し洗いします。水はねが気になる場合は、浴室で行うと作業しやすくなります。
洗剤が残らないよう、洗面台またはお風呂場のシャワーを使い、水でていねいにすすぎましょう。
雑菌やにおいの発生を防ぐため、完全に乾燥するまでしっかり干すことが大切です。
洗濯頻度やお手入れ方法を知ってバスマットを清潔に保とう
バスマットは見た目以上に雑菌が繁殖しやすく、定期的な洗濯が欠かせないアイテム。特にドラム式洗濯機での洗濯が適さないことや、柔軟剤の使用による機能低下など、意外と知られていない注意点も多くあります。
家の環境に合わせて、正しい方法で洗濯・乾燥を行うことが、快適で衛生的なバスライフを保つポイント。毎日~最低でも週1回以上のお手入れを習慣にし、清潔なバスマットをキープしましょう。
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