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更新日: 2026年5月27日

若返りより、ちゃんと歳を重ねたい。ロンジェビティという新しい健康観

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最近、「ロンジェビティ」という言葉を知りました。直訳すると長寿。でも、どうやら“長く生きること”だけを指す言葉ではないようです。自分の足で歩けること。ごはんをおいしく食べられること。行きたい場所へ行けること。つまり、年齢を重ねても、自分の暮らしを手放さずにいられる時間をどう増やすか。原稿の締切前にコーヒーで延命し、深夜にスナック菓子を食べる私には耳が痛い話です。この記事では、ロンジェビティを“意識高い健康法”ではなく、未来の自分を少し大事にするための暮らしの視点から考えてみます。

ロンジェビティは、「長生きしたいですか?」という話ではない

ロンジェビティは、直訳すると「長寿」。でも最近語られているロンジェビティは、「120歳まで生きよう!」みたいな話ではありません。 むしろ、“元気に暮らせる時間をどう残すか”に近い。

たとえば、

・旅行に行ける体力がある。
・重たいキャリーケースを「よっこいしょ」で持ち上げられる。
・好きなものを、おいしく食べられる。
・階段を見た瞬間、「あ、無理」と静かに絶望しない。

そういう、“暮らしの自由”を守るための考え方。そこに、私は惹かれました。

若返りたいわけではないんです。 20代の肌には未練がある。でも、20代のメンタルには戻りたくない。好きな人からのメールひとつで一日が終わったり始まったりしていた頃には、もう帰りたくない。

目指したいのは、「昔の自分」ではなく、「これからの自分がちゃんと動けること」なのだと思います。

健康は、ある日突然なくなるわけじゃない

疲れイメージ
出典:Adobe Stock

年齢を重ねるって、もっとドラマチックなものだと思っていました。急にガタッと老け込むとか。 突然、何もできなくなるとか。でも実際は、もっと静かです。

・疲れが抜けにくくなる
・遠出が少し面倒になる
・新しいことを始める前に、「疲れそう」が先に来る

もちろん、ラクは正義です。食洗機とお掃除ロボットを生み出した人には、世界中の疲れている大人を代表して、静かに拍手を送りたい。でも、「本当はやりたいのに、体力が理由で諦める」が増えていくのは、やっぱり少し寂しい。ロンジェビティって、未来の自分の“選択肢”を減らさないための考え方なんじゃないかと思うんです。

ロンジェビティ界隈、結局「ちゃんと寝る」に戻ってくる

睡眠イメージ
出典:Adobe Stock

ロ正直、ンジェビティって、もっと近未来っぽい話だと思っていました。最新機器とか、特殊な食事法とか、“選ばれし健康エリート”の世界。でも調べれば調べるほど、とってもシンプルな考えであることに気がつきました。

・寝る
・歩く
・筋肉を落とさない
・座りっぱなしを減らす
・たんぱく質をとる

ロンジェビティ界隈、最終的に保健体育の先生みたいになるんです。加えて、最近はロンジェビティへの関心の高まりとともに、健康維持をサポートするサプリメントも注目されています。なかでも、細胞の働きやエネルギー代謝との関係が研究されている「NMN」(※)や、ポリフェノールの一種である「レスベラトロール」などは、ロンジェビティ文脈で名前を見かける機会が増えました。

以前の私は、サプリに対して「美容感度の高い人のもの」というイメージを持っていました。でも最近は、“足りないものを補う”とか、“年齢に合わせてコンディションを整える”ための選択肢として、上手に取り入れている人が多いのだと感じます。

実際、ロンジェビティ関連記事でも、サプリを特別なものとしてではなく、睡眠や運動、食事といった毎日の習慣を支える存在として紹介していました。

たしかに、忙しい日が続くと、食事だけですべてを整えるのは難しい。 私の場合、原稿に追われていると、「栄養バランス」より「締切」が勝つ日もあります。だからこそ、“頑張りきれない日を支えるもの”として、こういうアイテムを取り入れる考え方は、案外現実的なのかもしれません。

※参照:ロンジェビティ・エイジングケアで注目されているサプリメントを紹介(ネイチャーカン ブログ)

私の場合、まずは「座りすぎ」をやめたい

原稿を書いていると、本当に動きません。気づけば何時間も同じ姿勢。 猫ですら途中から、「お前、大丈夫か」みたいな顔で見てくる。だから最近は、“ちゃんと運動する”より先に、まず立つことを意識しています。

・お湯を沸かすついでに伸びる
・洗濯物を取り込む
・猫を追いかける
・ちょっと遠いスーパーまで歩く

そんなことで変わるのか、とも思います。 でも、ロンジェビティって、たぶん“急に健康になる”話じゃない。未来の自分を、今の自分が少しずつ助けることなんですよね。

未来の自分に、「まだ行けるよ」と言いたい

旅行イメージ
撮影:ワタシト編集部

若い頃は、「今」を削るのが当たり前でした。寝不足でも働く。疲れても無視する。食事を適当に済ませる。「まあいける」で押し切る。

でも、その“まあいける”の請求書って、ちゃんと未来に届くんです。 しかも忘れた頃に届く。税金みたいに。だから最近は、「未来の自分に迷惑をかけすぎない」を、ひとつの目標にしたいと思うようになりました。完璧に健康じゃなくていい。 ポテトチップスを食べる夜があってもいいし、締切前にコーヒーを飲みすぎる日もある。でも、そのあとでちゃんと寝る。

少し歩く。
少し休む。
自分を壊れるところまで使わない。

ロンジェビティって、そういう“小さな手入れ”を続けることなのかもしれません。

若返りたいわけじゃない。でも、10年後も、「行きたい」と思った場所へ、自分の足で行ける人ではいたい。遠くの景色を見に行くこと。重たい荷物を持つこと。猫に振り回されながら暮らすこと。好きなものを、おいしく食べること。

そういう、当たり前みたいな自由を、なるべく長く手放したくない。だから今日も、とりあえず少し早く寝ようと思う。そう決意した5分後に、猫動画を見始める夜もあるのですが。

完璧じゃなくても、「ちゃんと歳を重ねたい」

リビングルーム
出典:Adobe Stock

ロンジェビティって、“完璧じゃない人”のための考え方でもある気がしています。これから先も、自分の好きな場所へ行ける体と気力を持っていたい。

もし最近、「なんだか疲れが抜けないな」と感じているなら。あるいは、「このまま無理を続けて大丈夫かな」と、ふと考える瞬間があるなら。

“若返る”より、“ちゃんと歳を重ねる”。

ロンジェビティは、そのためのヒントになるのかもしれません。

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※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
※本記事に掲載する一部の画像はイメージです。
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執筆者
ライター
おだりょうこ
猫と旅、音楽と映画で形成されたライター&エディター。旅欲が止まらない旅ジャンキー。料理は作るの食べるのも好き。日々の暮らしにひとさじほどの丁寧さを意識することを心がける日々。
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