
ゴルフのグリップ交換を自分でする方法を解説!選び方にもポイントが
ゴルフクラブのグリップ、変えていますか?もちろん工房に頼めば、すごくいい仕上がりでやってもらえるでしょう。でも、こだわりを極めるなら自分でもグリップを変えたいもの。今回はゴルフクラブのグリップについて、交換方法や手順など初心者の方でもわかりやすく解説しました。
本記事内ではアフィリエイト広告を利用しています
ゴルフクラブのグリップの交換時期

グリップの交換時期は、使用頻度や保管状況によって異なりますが、一般的には1年に1回が目安とされています。
「まだ使える」と思っていても、グリップはゴム素材でできているため、時間の経過とともに硬化し、劣化していきます。グリップが劣化すると、滑りやすくなったり、手に力が入りすぎてスイングが乱れたりする原因になります。
グリップの劣化具合は、以下のポイントでチェックできます。
外観: テカリがある、ひび割れがある、変色している
このような状態が見られたら、グリップ交換のサインです。
交換するグリップの選び方

グリップ選びは、ゴルファーのプレースタイルや好みに合わせて重さ、硬さ、太さの3つの要素を考慮することが重要。それぞれ説明していきます。
重さ
一般的には50グラム前後がほとんどで、もっともバランスが取れた重さ。
グリップが重いほど繊細なショットが、軽いほど力強い球が打てるようになります。ほんの少し違うだけでも、なんとなく違いがわかる程度には変わってくるので試行錯誤してみてください。
硬さ
自身のお好みや感覚でわかれますがパワーヒッターは硬めで、しっかりとグリップを握りたい方には、硬めで滑りにくいコードグリップ。握力が弱く手の皮が柔らかい方は、高フィットなソフトなラバーグリップがおすすめ。
太さ
ルールによって変わるので大雑把に。 太いほど安定した弾道に、細いほど距離の稼げるショットになります。
これは手首に入る力の問題で、太いものは力を入れて持つので手首に力が入って固定、ブレないショットを打てます。逆に細ければ力が抜けるのでスナップを効かせたパワフルな弾道になります。
グリップの種類は豊富ですが、迷った場合は今まで使っていたグリップに近いタイプを選ぶのがおすすめです。今はカラーの展開もたくさんあるので、そこはもうファッションで、好みのものを選びましょう。
数をこなして自分の癖を把握し、何が合ってるかわかるようになるとそれはもう一流のこだわりゴルファーになれていると言えるでしょう。
グリップの交換に必要なもの

続いては、ゴルフのグリップの交換に必要なものをすらっと並べてみます。 けっこう数がありますよ。まずは絶対に必要になってくるのがこの3つです。
・グリップ交換用の両面テープ
・グリップ交換溶液
ここからは、気合いがあれば家にあるもので十分な5つです。
・グリップスターター(シャフトを差し込むための筒状の道具)
・パーツクリーナー(専用品店 or カー用品店などで入手可能)
・はさみ
・捨ててもいい布(古いシャツや雑巾など柔らかい布)
たくさん書きましたが、簡単にいうと、今ついてるグリップを外す道具と、新しいグリップを取り付ける道具があります。
今ついてるグリップをハサミやカッターを駆使してはがし、除光液などを使って両面テープをはがせれば、特別な道具は必要ありません。どうしても両面テープを剥がしきれるか不安なら、専用の薬品を用意してもいいでしょう。
初心者は交換キットがあると便利
グリップの交換に使うものは上に書いた通りですが、必要なものである
・グリップカッター
・グリップスターター
・グリップ交換溶液
などが、最初からセットになって売られているグリップ交換キットもあります。
ライト(LITE) グリップメイトオンオフ G-84
こちらのグリップ交換キットは、両面テープと交換溶剤、グリップカッターとスターターがセットになったもの。
これ1つで、ゴルフクラブのグリップ交換に必要なもの全てがそろいます。お値段も1500円とお手頃価格なので、初めての方にもおすすめです。
スターターは慣れれば必要ありませんが、グリップを自分で交換した記念に購入するのも良いかもしれません。セット価格で安くなっているのも多いので、ぜひチェックしてください。
グリップを交換する手順

ここからはゴルフグリップの交換手順を紹介します。節約でやるというには少し手間な作業なので、無理だと思ったらプロに頼むと確実です。
ただ、自分でグリップの交換ができると、「こだわりゴルファー」の称号を手に入れたも同然!ぜひチャレンジしてみてください。
テーブルや床を汚さないようにしましょう。
刃をグリップの端(クラブとの接続部分)に当てて、切り裂いてください。体に向けて引かないよう、逆手で持ったり横向きにしたりするといいです。
グリップを切り取ったら、残ってる両面テープも剥がしちゃいましょう。 ペタペタしたのが残るので、パーツクリーナーをスプレーし、その後でやわらかい布で汚れなどをキレイにふき取ります。
交換するグリップの長さに合わせて両面テープの長さを決めましょう。グリップよりちょっと短いぐらいに調整すると良いです。
交換溶液はテープの粘着力を少しのあいだ消すもので、グリップを滑らせてシャフトに付けやすくなります。
グリップの入口にグリップスターターを差し込んで、そこからスプレーします。
そうしたら穴を指でふさぎ、中の液を振ってまんべんなく塗りましょう。
スターターをゴルフクラブにあてがって、そのままグッと押し込みます。 グリップに上下があるなら、それにも注意してください。
あとはスターターを外して角度を微調整します。このときに壁などの直線を保てるところに、ボールを打つ面をまっすぐ合わせると分かりやすいでしょう。
角度はお好みで調整してくださいね。交換用液が効いてる間に、しっかり自分の好きな感じで入れ込まないと固まってしまいます。
バックラインが入っているグリップの場合は、特に握り具合に違いが出てしまうのでここでの調整がとても大事です。 制限時間があるので素早くしっくりくるように調整してくださいね。グリップのひっぱり具合で、グリップ自体の太さも変わってしまうこともあるので慎重に。
溶液が完全に乾くまで待ち、できれば丸一日触らないで下さい。新聞紙の上にヘッドを置いてクラブを立てかけてる様はもはや「こだわりゴルファー」への一歩を踏み出している証にさえ見えてきます。
ゴルフショップで交換してもらおう

グリップ交換の方法をお伝えしましたが、自分でグリップ交換するのは難しそう、道具を揃えるのが面倒、仕事が忙しくてとても時間が取れない、などの場合、ゴルフショップでグリップを交換してもらうという手段もあります。
プロに任せれば、安心の仕上がりですので、近くのゴルフショップへ足を運んでみましょう。 「グリップ交換は初めて」 という方のために、お願いの仕方やかかる費用についても、くわしくご説明いたします!
どうやって交換してもらうの?
ゴルフショップでグリップを交換してもらう場合、先に新しいグリップを用意する必要があります。
グリップはゴルフショップだけでなく、通販サイトを通じても購入できますが、店舗によっては“交換できるのは店内で販売している商品のみ”という場合もあるため、事前に問い合わせておくと安心です。
グリップを店内で購入、もしくは持参したら、ゴルフショップのスタッフさんへ、グリップ交換希望の旨を伝えましょう。グリップ交換は、即日対応してくれるショップもありますが、1~4日くらいかかるケースが一般的です。
新しいグリップとクラブをお店に預けたら、後は指定の日に取りに行きましょう。 大体4日以内で戻ってくるので、月曜に依頼すれば金曜日までに受け取りも可能な場合もあります。「毎週のようにゴルフへ足を運んでいる」 という人は、店舗の方に相談してみましょう。
グリップ交換にかかる費用は?

預けるだけで簡単にできる、ゴルフショップでのグリップ交換ですが、やはり気になるのが費用です。
複数のクラブのグリップを交換する場合、グリップ代と工賃でで、多額の費用が必要になることも。 先ほどお話しした通り、グリップ選びは好みやインスピレーションが大切ですが、できるだけ費用をかけたくないなら、コスパの良い商品を選び、工賃の安いショップへ行くようにしましょう。
グリップ交換の工賃は、お店によって設定がまちまちです。 そこで、有名チェーン店の価格をチェックしてみたところ、1本200~600円程度が相場となっていました。
また、ショップ内で購入した場合よりも持ち込んだ場合の方が工賃が高い、という店舗がほとんどなことにも気付きました。 このように、1本あたり平均400円前後の工賃が必要なグリップ交換ですが、ショップによっては無料サービスも用意されています。
二木ゴルフ、ヴィクトリアゴルフ、つるや、ゴルフパートナーなどのショップでは、クラブをカードで購入したり、会員になることでグリップ交換の工賃がサービスになります。(2025年2月現在)
このような、工賃割引サービスがあるショップを利用すれば、より交換費用を抑えられますので、積極的に利用してみましょう。
まとめ
手順を書きはしましたが、一部のバックラインのあるようなグリップは難度が高くなります。こういう時は専門の店でやって貰いましょう。
クラブのバランスも一緒に合わせてくれるお店もあります。グリップ交換をすれば、クラブセッティングのアドバイスをくれるところもあるので、ぜひ相談してみてください。
交換をマスターして友人のグリップもさらっと変えてあげれるようにすると、カッコいいですね。
こだわる人ってゴルフだけではなくとも素敵だと思います。それでは、良い休日を。
※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
※本記事に掲載する一部の画像はイメージです。
※本記事の内容の真実性・確実性・実現可能性等については、ご自身で判断してください。本記事に起因して生じた損失や損害について、編集部は一切責任を負いません。
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がユアマイスター株式会社に還元されることがあります。
※本記事のコンテンツの一部は、アマゾンジャパン合同会社またはその関連会社により提供されたものです。これらのコンテンツは「現状有姿」で提供されており、随時変更または削除される場合があります。
