
カーペットの染み抜き総まとめ!コーヒーには洗剤、ソースには小麦粉
コーヒーの入ったコップをうっかり落としてしまったときやソースのついたコロッケを落としてしまうなど、日常生活でついつい汚してしまうカーペット。リビングの見た目を左右するカーペットだけに、その汚れがカーペットに浸透し落ちなくなってしまう前に染み抜きをしましょう。ここでは汚れの種類別に染み抜きの方法を紹介します。
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カーペットにつくシミにはどんなものがあるの?
不注意によってカーペットにこぼしてしまったシミ。すぐに拭き取りたいですが、焦りは禁物です。
実は、シミの種類によって掃除の方法が異なります。
そこで、どんな種類のシミがあるのか、ここで紹介しますね。主に4つのタイプがあります。
水溶性のシミ | 醤油、コーヒー、ジュースなど |
タンパク質のシミ | 卵、肉汁など |
油性のシミ | 化粧品、バター、マヨネーズなど |
色素のシミ | インク、絵の具など |
水溶性のシミ
水溶性のシミは水に溶けやすい性質を持ったものです。主に、コーヒーのような飲み物をこぼしてしまった時のシミはこれに当てはまります。
油性のシミと比べると落としやすいですが、カーペットはどんどん色素を吸収してしまうので、こぼしてしまったらとにかく早く処置しましょう。
タンパク質のシミ
タンパク質のシミとは肉や卵などの動物性食品のシミのことです。お湯洗いをしたり、加熱したりすると不溶性のシミに変わり、さらに落とすのが困難になるという特徴があります。
また、放っておくとカビの原因にもなるので、この記事を読んだらすぐに掃除を始めましょう。
油性のシミ
油性の染みは油に溶けやすい性質を持っています。こちらは食べ物やソースのシミが含まれます。水溶性のシミより落としにくく、厄介ですが、小麦粉を使って油分を吸い取ることで、対応することができるんです!
色素のシミ
「色」が繊維に付着してしまっている状態のシミのこと。インクや絵具、血液といったものが含まれます。カーペットに色がついて台無し!と思ってしまう方もいますが、こちらもアルカリ性の洗剤等を使うことで落とせます。
水溶性のシミを抜く方法

コーヒー、紅茶、ジュース、ワインなどは水溶性のシミ。紅茶やコーヒーなど色の強いものをこぼしてしまったときのショックといったら…。このようなシミは、飲み物を拭き取った後に、中性洗剤で拭き取るのがおすすめです。
・タオル または 雑巾数枚
・ぬるま湯

こぼしたばかりのものを処理する場合、まずは乾いたタオルで吸い取ります。このとき、シミが広がらないようにポンポンと叩くように拭き取りましょう。

タオルに台所用洗剤をつけてぬるま湯で少し薄めます。このときもシミを叩くように拭きます。
おすすめの台所用洗剤がこちら。
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今回使ったのは、こちらの台所用洗剤。カーペットの染み抜きにもとても便利ですが、台所用にも油汚れをキレイに落とすことができ、除菌もできるすぐれものです。こちらはオレンジの香り。香りは何種類かあるので、お好みで!

洗剤で拭いてしばらくしたら、ぬるま湯で濡らしたタオルで洗剤の成分を拭き取ります。

最後に乾いたタオルで拭き取り、乾燥させて完了です。ドライヤーで乾かすのも〇。
染み抜きのとき、タオルでごしごし擦らないこと!
汚れが広がってしまいます。必ずポンポンと叩くように拭きましょう。また、洗剤を使用した場合は必ず最後に濡れたタオルで拭き取りましょう。カーペットに残った洗剤は、かえってシミになってしまう可能性があります。
タンパク質のシミを落とす方法

牛乳のような飲み物はタンパク質なので水溶性の染みとは少し違います。タンパク質は高い温度になると固化してしまうため、お湯やぬるま湯は使用NG。牛乳は臭いが強いため消臭効果もある重曹を使った染み抜きがおすすめです。
・タオル
・掃除機

まずは乾いたタオルでこぼした牛乳をしっかり吸い取ります。

牛乳のシミができた範囲に、シミが見えなくなる程度に重曹を撒きましょう。そして、濡れたタオルで上からポンポンと叩いてなじませます。

重曹がシミの部分になじんだら、シミの部分が乾くまで放置します。完全に乾いたら掃除機で重曹とシミの部分を吸い取ります。掃除機を使うことで、カーペットの汚れを一気に吸い取ることができますよ。
油性の染みを抜く方法

食事が終わった後のお皿を台所まで下げようとして、タラッ…ってこと、ありませんか?食べ物の染みは、主に醤油、ソース、ドレッシングなど、油性のシミ。油性の染み抜きには、油分を吸い取ってくれる小麦粉を使うのが効果的なんです。
・台所用洗剤(中性のものが最適)
・タオル数枚
・ぬるま湯
・掃除機

こぼした油汚れはまず、乾いたタオルで叩くように拭き取ります。

シミができた範囲に小麦粉を撒きます。染みが全体的に見えなくなる程度で大丈夫です。これで小麦粉が油分を吸い取ってくれます。

台所用洗剤をタオルにつけてぬるま湯で薄め、小麦粉の上からポンポンと叩くように洗剤を染み込ませます。

ぬるま湯で濡らしたタオルで洗剤の成分を拭き取ります。

少し乾いたら小麦粉ごと掃除機で吸い取って、乾燥させて染み抜き完了です。この場合もゴシゴシ擦らないことが大事ですよ!
色素の強いシミを抜く方法

ここではその他のインクや絵具、血液といった色素の強い汚れの染み抜き方法を紹介します。
インク、絵の具
インクや絵の具はこぼしたら最後。永遠に残る…と思っているあなた。すぐに正しい処置をすれば大丈夫!油性と水性に分けて紹介します。
油性の絵の具の場合
油性の絵の具はマニキュア用の除光液を使います。
・台所用洗剤(中性のものが最適)
・タオル数枚
・水

最初にインクや油性絵の具が付着した部分に、除光液をそのままつけます。
台所用洗剤をタオルに含ませ、水で薄めてシミの部分を叩くように拭いていきます。
水性絵の具の場合
水性絵の具は、インクや油性絵の具よりも落ちやすいです。飲み物と同じように台所洗剤で落としましょう。
・台所用洗剤
・歯ブラシ
・タオル数枚
・水
タオルに台所用洗剤をつけて水で薄め、シミの部分を叩くように拭きます。

染みの部分にクレンザーを直接撒いて、染みが広がらない程度に歯ブラシで擦ります。
血液
血液のシミを落とすには、アルカリ性の洗剤や石けんが効果的です。
・タオル数枚
・水

まず血液のついたところを水で濡らしたタオルでポンポンと叩くように拭きます。

アルカリ性の洗剤または石けんをタオルに含ませ、水で薄めて汚れを拭いていきます。
カーペットのシミには漂白剤を使用しないほうが無難です。カーペットのもともとの色が変色してしまう可能性があります。
カーペットをキレイに保とう

カーペットの染み抜きで大切なことは2つ。スピードと叩くように拭くこと。シミができたら浸透しないうちにすぐ汚れ落としにかかりましょう。そしてシミを広げないようにポンポン叩いて汚れをタオルで吸収すること。これが染み抜きの鉄則です。
部屋の印象を左右することもあるカーペット。染み抜きの方法を知っていれば、突然のシミにも慌てず対応できます。お気に入りのカーペットは、ぜひ長く共に思い出を重ねてくださいね。
※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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