
カーペット・絨毯の正しい洗い方ガイド|頻度から洗濯方法まで徹底解説
自宅でできるカーペット・絨毯の洗い方を徹底解説!重曹・手洗い・洗濯機・コインランドリーの4つの方法を中心に、素材や状態に合わせた正しい洗浄方法と洗濯頻度の目安を詳しく紹介します。さらに、取り外しの可否や洗濯表示の確認ポイント、シミに効く部分洗いのテクニックなど、日常のお手入れに役立つ情報も網羅。家庭での洗濯が難しい場合に備え、クリーニングサービスの利用方法や料金相場についてもまとめています。清潔で快適なカーペットを保つために、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
カーペット・絨毯はどれくらいの頻度で洗うべき?

カーペットや絨毯は、一見きれいに見えても、ホコリ・ダニ・皮脂汚れなどが溜まりやすい場所です。目安としては、年に1~2回の洗濯が一般的ですが、ペットや小さな子どもがいる家庭では2~3か月に一度の洗浄がおすすめです。
ただし、日頃のお手入れ次第で丸洗いの頻度を減らすことも可能です。たとえば、週に1~2回の掃除機がけや、こぼした汚れをすぐに拭き取る対応など、こまめなケアを心がけることが大切です。
ニオイや汚れが気になりはじめたら、それが洗いどきのサイン。素材やサイズに合わせて、家庭での洗濯・コインランドリー・クリーニングを使い分けると、清潔な状態を保ちやすくなります。
カーペット・絨毯の汚れを落とす方法は4つ
・自宅で手洗い
・自宅の洗濯機で洗濯
・コインランドリーで洗濯
カーペット・絨毯の汚れを落とす方法は、主に上記の4通りです。どの汚れの落とし方が向いてるかの判断の仕方は、下の図にまとめました。

図からもわかるように、3つのことをチェックする必要があります。どこに分類されるか確認してから掃除をしていきましょう!詳しくは下記の内容もチェックしてくださいね。
取り外し可能かどうか?
カーペット・絨毯の中には、容易に取り外すことができないものがあります。取り外しできない場合は、丸洗いできないので、重曹を使った汚れ落としをしましょう!
洗濯機で洗えるかどうか?
洗いたいカーペットや絨毯に、「洗濯機洗い可」の表記があるかチェックしましょう。ホットカーペットなどは、水洗いできないことが多いです。水洗いできない製品を無理に洗濯すると、色落ちや変形の原因になってしまいます。そのため、取り外し可能なカーペットだけど、洗濯機で洗濯できない場合は、自宅で手洗いするのがおすすめです。
家の洗濯機に入るかどうか?
カーペットや絨毯が、自宅の洗濯機に入らなかったら、自宅でお洗濯できないですよね。もし、入らなかった場合はコインランドリーでお洗濯するといいですよ!
重曹|丸洗いできないカーペット・絨毯の洗い方

簡単に取り外すことのできないカーペットや絨毯、丸洗いできないことが多いホットカーペットのお掃除におすすめなのが重曹です。
・掃除機

手順は簡単!カーペット全体に、重曹を振りかけ、ゴム手袋をはめた手で軽くもみ込むように全体をこすり、1時間ほどおきましょう。

最後に掃除機をかけるだけでOK。汚れが重曹に付着するので、掃除機をかければ汚れも一緒に吸い取ることが出来ます。
手洗い|手洗い専用カーペット・絨毯はお風呂場で踏み洗い

手洗い用のカーペットや絨毯、洗濯機に入りきらないサイズのものは、お風呂場で踏み洗いをしましょう。

まず、浴槽にカーペットや絨毯を入れ、しっかりと浸かるまで40℃程度のお湯をためます。

浴槽の中に洗剤を入れて溶かします。洗剤の種類によって量も変わるので、記載されている使用量を目安にしてください。この状態で1、2時間程度つけ置きします。

浴槽の中で踏み洗いをします。カーペットを適宜裏返しながら、内側まで汚れが落ちるようしっかりと踏んで洗いましょう。
足踏み洗いをする際は、転倒や滑りを防ぐため、必ず壁や手すりにつかまって行ってください。

お湯を一度抜き、踏み洗いをしながら再び浴槽にお湯をためます。これを2、3回繰り返してすすぎ洗いをしましょう。すすぎ残しがあると臭いの原因にも。しっかりと洗剤液を洗い流しましょう。

カーペットをよく踏み、できるだけ水を絞ってから浴槽の縁に掛けて自然に水を切ります。

水が切れて軽くなってから、ベランダに移動して干します。

物干し竿を2本平行に渡し、横から見た時に布団がM字型になるように干しましょう。こうすることで風が通る隙間ができ、早く乾きます。
洗濯機|自宅の洗濯機でカーペット・絨毯を洗う方法

次に、洗濯機で洗う方法を紹介します。
・洗濯ネット

絨毯・カーペットを山折りと谷折りを交互に繰り返して折る、屏風たたみをして、くるくると丸めて洗濯ネットに入れましょう。屏風たたみをすることにより、カーペット全体を満遍なく洗うことができます。気になるシミがある場合には、事前に洗剤の原液をシミの部分につけておくと、汚れが落ちやすくなります。
必ず洗濯ネットに入れましょう。そのまま入れてしまうと、生地が傷みやすくなるだけでなく、洗濯機がカーペットの重さでバランスをくずし、途中で止まってしまう可能性もあります。

「大物洗いコース」や「毛布コース」を選んで洗濯しましょう。

洗剤は普段使用しているもので大丈夫です。また、脱水時に柔軟剤を入れれば、洗い上がりがふかふかになりますよ!
カーペットは日の光に当たると変色してしまうことがあるので、必ず風通しの良い日陰で干すようにしましょう。半乾きのままだと、カーペットにカビが生えることもあるので、しっかりと乾かすことが大切です。
コインランドリー|絨毯・カーペットを自宅で洗えない場合のやり方

洗濯機にカーペット・絨毯が入らないときは、コインランドリーで洗いましょう!コインランドリーには、ご自宅の洗濯機よりも大きい洗濯機が設置されています。そのため、自宅じゃ洗濯できないような、大きなカーペット・絨毯でも洗濯ができます。ちなみに、カーペット・絨毯のサイズごとに対応する洗濯機サイズの目安は
・2~3畳:15kgの洗濯機
・6畳:22kgの洗濯機
となっており、一般的なコインランドリーでは、これらの洗濯機が設置されています。ただ万が一に備えて、近所のコインランドリーの設備を事前に調べてくださいね!
あわせて読みたい:カーペットはコインランドリーへ!料金・時間をクリーニングと比較!
シミの落とし方|絨毯・カーペットを部分洗いする方法

ついうっかり、カーペットや絨毯に飲み物などをこぼしてしまうこともありますよね。「丸洗いをするまでもないと思うのだけど・・・!」そんなときのために、ここでは、ジュースや醤油、墨汁などの水性の汚れの落とし方を紹介します。
・布
・タオル

はじめに、汚れを乾いたタオルで吸い取り、シミが広がらないようにしましょう。

洗剤は台所用洗剤もしくは、中性の洗濯用洗剤を使用しましょう。

水で薄めた洗剤を布に浸し、シミになった部分に染みこませます。指でもみこむように泡立てて、汚れを浮かせましょう。

濡らした雑巾を固く絞り、小さな円を描くようにカーペットを拭いていきます。汚れと泡を一緒に拭き取るように拭いた後は、乾拭きをします。

洗剤の成分がカーペットについていると、再び汚れが付着しやすくなります。洗剤を使ってカーペットを掃除した場合は、しっかりと水拭きと乾拭きを行って洗剤の成分を取り除きましょう。
油性の汚れの落とし方はこちら!
食べ物などの落ちにくい油性の汚れですが、水性の汚れを落とす方法の前に一手間加えるだけでOKです。使うアイテムはシミ抜きに適しているベンジン。ドラッグストアでも販売されています。ベンジンを染み込ませたぞうきんでとんとんと軽く叩いてから、水性の汚れと同じように、洗剤を使って水拭き・乾拭きをすれば完了です。
火気厳禁!ベンジンは可燃性の液体であるので、扱いに注意してくださいね。
大洋製薬 A ベンジン 500ml
それでも無理なら、プロにおまかせ!

ここまでさまざまなお手入れ方法をご紹介してきましたが、正直なところ、ご家庭での対策には限界があります。コインランドリーでも難しい場合は、思い切ってクリーニングに出すのがおすすめです。買い替えるよりコストを抑えられますし、お気に入りのカーペットを長く使うためにもプロの力は頼りになります。
クリーニングのメリット
家庭用より高性能な設備・洗剤を使って、素材に合わせた丁寧な洗浄が可能です。
・プロの知識で安心
独自の洗剤調合や素材別の扱いなど、専門知識に基づく対応で傷みを防げます。
・時間を節約できる
面倒な作業を丸ごと任せられるので、その分ほかのことに時間を使えるのも魅力です。
クリーニングにかかる期間・相場は?
1㎡あたり1,000~3,000円ほど(サイズ・店舗による)
・頻度の目安
年1回が基本。汚れが気になる場合は年2回も◎
・仕上がりまでの期間
2週間~1か月程度(サイズ・混雑状況による)
家庭での洗濯が難しいときは、時間をかけて節約するか、お金をかけて解決するかの選択です。無理せず、上手にサービスを活用しましょう!
まとめ
今回は、カーペットや絨毯のさまざまな洗い方を紹介しました。面積が大きいものはつい後回しにしてしまいがちですが、放っておくと目に見えない汚れやホコリがどんどん蓄積してしまいます。ご家庭でのお手入れが難しい場合は、プロのクリーニングサービスに依頼するのもひとつの方法です。素材や状態に応じてしっかり洗ってもらえるので、無理せず頼ってみてくださいね。大切なカーペットを長く使うためにも、定期的な洗浄とお手入れを心がけていきましょう!
※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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