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更新日: 2026年8月8日

見えにくくなった日から、おしゃれがもう一度始まった。CHANELのリーディンググラスと過ごす毎日

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年齢を重ねると、増えていくものがあります。白髪。美容液。そして、新聞やメニューを腕いっぱい遠ざけて読むあの動き。でも、不思議なことに「見えにくくなった」は、私の中ではあまり大きな出来事ではありませんでした。

仕事が変わること。親が年を取ること。子どもが巣立つこと。それに比べたら、文字が少しぼやけるくらい、ずいぶんかわいい。ただ一つ困ったのは、おしゃれのテンションまで少し下がってしまうことでした。眼鏡をかけたり外したり。バッグの中を探したり。「あとで見ればいいか」と、好きだった美術館のキャプションを飛ばしたり。そんな小さな「まあ、いいか」が増えていったのです。だから私は、思い切って一本の眼鏡を作りました。CHANELのフレームで。

毎日かけるものだから、「好き」で選びたかった

老眼鏡
出典:Adobe Stock

眼鏡は、アクセサリーとは少し違います。ネックレスなら、その日の気分で外せます。バッグも、靴も、服も替えられます。でも眼鏡は、一日中、顔の真ん中にいます。鏡を見るたび目が合う相手です。

少し前まで、「見えにくいな」と感じても、腕を伸ばしたり、照明を明るくしたりして、なんとかやり過ごしていました。でも、ある日ふと思ったんです。

「これは、私が頑張る問題じゃない」

見えにくくなったことを認めるのは、少しだけ勇気がいりました。「老眼鏡」という言葉には、どこか年齢を突きつけられるような響きがあります。けれど、これから毎日使うものになるのなら、妥協して選ぶ理由もありません。だから今回は、「よく見える」だけでは物足りませんでした。

軽いこと、疲れにくいことはもちろん大切。でも、それと同じくらい、鏡を見るたび少しうれしいことも大切にしたかったのです。

CHANELを選んだのは、背伸びではなく日常のため

CHANELメガネフレーム
撮影:ワタシト編集部

実は、最初からCHANELに決めていたわけではありません。専門店でいくつものフレームを試しました。細いもの。丸いもの。流行のデザイン。似合うと思っていたのに、かけてみると「何だか私じゃない」というものもありました。

眼鏡は不思議です。洋服なら「今日はこの気分」で着替えられるのに、眼鏡は少しでも違和感があると、一日中その違和感を連れて歩くことになります。その中で、CHANELのフレームをかけたときだけ、鏡の中の自分が自然に笑っていました。ブランド名より先に、「これなら毎日かけたい」と思えた。決め手は、それだけでした。

CHANELメガネケース
撮影:ワタシト編集部

メガネそのものはもちろんですが、実は私が気に入っているのはケースです。シャネルのバッグを思わせるダイヤ型のキルティングに、小さなココマーク。バッグほど目立つものではないのに、バッグと同じように手に取るたび少しだけ気分が上がります。

飛行機のシートポケットから取り出すときも、カフェでバッグから取り出すときも、「ああ、やっぱり好きだな」と思う。毎日使うものだからこそ、そんな小さな高揚感は案外大きいのです。

朝、眼鏡をかける。それだけで一日が始まる

最近の朝は、まずコーヒーをいれて、新聞を開きます。以前なら、小さな文字に眉間へしわを寄せていました。でも今は、眼鏡をかけるだけ。

仕事では、取材メモを見返し、パソコンへ向かう。カフェでは、本を一冊読む。スーパーでは、原材料表示までちゃんと読める。こんな何気ないことが、思っていた以上に快適です。「見える」ことは、目だけではなく、気持ちまで軽くしてくれるのだと知りました。

旅へ出ても、「いつもの私」でいられる

CHANELリーディンググラス
撮影:ワタシト編集部

旅へ出ると、小さな文字はさらに増えます。美術館のキャプション。レストランのメニュー。駅の案内表示。
以前は眼鏡をバッグから出したりしまったりしていましたが、今はその一本で遠くも近くも見えるので、歩くリズムが途切れません。

旅先では、知らないことばかりです。だからこそ、自分の身につけるものだけは「いつもどおり」でいたい。この眼鏡は、そんな安心感も一緒に運んでくれます。

実は、遠近両用です

CHANELリーディンググラス
撮影:ワタシト編集部

「その眼鏡、素敵ですね」

そう言われることはあります。でも、「遠近両用なんですよ」と答えると、少し驚かれます。遠近両用という言葉には、どこか”年齢”のイメージがつきまといます。でも実際に使ってみると、その印象はあっさり覆されました。

遠くを見るたびに掛け替えなくていい。
近くを見るたびに探さなくていい。
見たいものを、見たいときに見られる。

こんなに快適なものを、「まだ早い」で先延ばしにしていた自分が少しもったいなく思えました。

遠近両用は、老化への降参ではありません。これからも、旅先で美術館を楽しみ、本を読み、仕事を続けるための道具です。未来の自分を、少しだけ楽にしてくれる相棒でした。

年齢を重ねると、「隠す」より「好き」が強くなる

CHANELリーディンググラス
撮影:ワタシト編集部

ちょっと前の私は、欠点を隠そうとしていました。

白髪を隠す。
シミを隠す。
年齢を隠す。

でも最近は、少し変わりました。全部は隠せない。だったら、好きなものを増やそう。そう考えたほうが、毎日がずっと楽しい。

CHANELのフレームは、年齢を若く見せてくれる魔法ではありません。でも、鏡を見るたび少し気分がいい。取材へ向かう朝も、旅へ出る朝も、「今日の私、悪くない」と思える。それだけで十分です。

おしゃれは、年齢と一緒に終わるものじゃない

CHANELリーディンググラス
撮影:ワタシト編集部

見えにくくなった日から、おしゃれは終わると思っていました。でも実際は逆でした。眼鏡を選ぶ楽しさを知り、顔まわりのおしゃれを考えるようになり、「毎日かけたい」と思える一本に出会えた。

おしゃれは、若さの特権ではありません。暮らしを楽しもうとする気持ちのことなのだと思います。
だから今日も、この眼鏡をかけます。文字を読むためだけではなく、鏡の中の自分に「いいじゃない」と言うために。見えにくくなった日から、私のおしゃれは、再び始まりました。

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※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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執筆者
ライター
おだりょうこ
猫と旅、音楽と映画で形成されたライター&エディター。旅欲が止まらない旅ジャンキー。料理は作るの食べるのも好き。日々の暮らしにひとさじほどの丁寧さを意識することを心がける日々。
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