
サザンカの剪定は年に1度は必須!害虫駆除も同時にやって健康な木を作ろう
サザンカの美しい花を楽しむためには、適切な剪定が欠かせません。しかし、剪定のタイミングや方法を間違えると、翌年の花付きが悪くなったり、樹形が乱れたりしてしまいます。本記事では、サザンカを自然な樹形で育てたい場合や生垣として整えたい場合の剪定時期や回数、剪定すべき枝の種類、必要な道具まで詳しく解説します。正しい剪定方法を学び、健康で美しいサザンカを育てましょう!
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サザンカの剪定時期と回数

サザンカの剪定は、自然な形で作る場合は年に1回、生垣を作る場合は年に2回の剪定が必要です。また、いちから生垣を作る場合、最初の年は4回ほど剪定する必要があります。
自然な樹形で育てている場合
サザンカをできるだけ自然な形で育てようと思っている方は、3月中旬に1度剪定するだけで問題ありません。真冬に花が咲くため、サザンカは花後の2月から、花芽の形成に入る前の4月頃までには剪定を済ませなければなりません。
花後とは…?
花がすべて咲き終わった後のことを指します。
花芽とは…?
そのまま大きくなると、花に成長する芽のことを言います。
しかし、あまりにも寒い時期に剪定してしまうと、切り口が乾燥して傷んでしまいます。その一方、4月頃は害虫が発生する時期のため、3月中に剪定を済ませておくのがベストなのです。
生垣のサザンカを剪定する場合
生垣の場合は、花後の3月と、花が咲く直前の9月の2回、剪定を行います。9月に切りすぎると、枝の先についた花芽も切り取ってしまうことになります。そのため、剪定する枝は樹形を乱すような伸びすぎた枝に限定するようにしましょう。
生垣をいちから作る場合
まったく手入れされてなかった生垣や、自分で植えて1から作るという場合、最初に樹形をつくる必要があります。
サザンカは頻繁に強剪定をすると花がつかないため、基本的に数年に1度しか行いません。ただ、生垣の樹形づくりをする場合は強剪定で形をつくるため、1年ほど花をあきらめる必要があります。
強剪定とは…?
不要な枝を、その枝の根元から切り落とすこと。さらに、伸びた枝なども定期的に剪定する必要があります。
3月に強剪定で形を作ったら、7月、9月、12月にも刈り込みます。つまり、生垣を作る場合は年に4回は剪定が必要と考えておくといいでしょう。
刈りこむとは…?
不要枝など関係なく、全体の形を整えるために枝を切りそろえること。年間、形を整えながら育てたら、翌年からは年に2回の剪定でメンテナンスしていきます。
剪定すべき枝は12種類

剪定前に、剪定すべき枝(不要枝)の見分け方を知っておきましょう。12種類の枝を紹介します。
・養分を吸収しすぎる枝
・込み合っている枝
の3タイプに分けて紹介します。
幹の近くにある枝
ふところ枝
木の幹に向かって内側に生えている枝です。枝の根元部分から切り取りましょう。
かんぬき枝
幹の同じ高さから枝が2本生えている場合は、片方を剪定します。樹形が崩れる可能性があるため、伸ばしっぱなしはNGです。
胴ふき枝
こちらは背の高いサザンカの場合に限ります。の下部分に横に生えている細い枝は根元から切って通行の邪魔にならないようにしましょう。
腹切り枝
幹の腹を切るようにして交差している太めの枝を指します。枝の根元から切りましょう。
養分を吸収しすぎる枝
徒長枝
太い枝などから、まっすぐ上に向かって伸びている新しい枝です。極端に養分が流れやすく、樹形を乱してしまうため、根元から切り落として問題ありません。
ひこばえ
木の根元から生えてくる枝です。余分な養分が流れてしまうため、根元から切った方がいいでしょう。
込み合っている枝
交差枝
名前の通り、枝同士が交差している枝です。枝が触れ合っているとこすれて枝が傷つくため、交差しないように枝を切る必要があります。
からみ枝
他の枝に絡みつくように伸びている枝は、空気の通りが悪くなり、害虫が増える原因となります。見つけた場合は根元から切ってしまいましょう。
さがり枝
地面に向かって生えている枝は、樹形を乱してしまいます。枝の根元から切ってしまいましょう。
立ち枝
垂直方向に上に向かって伸びている枝は根元から切り落とします。通常だと枝は方向に伸びるため、伸びすぎると、樹形を乱す原因となります。
車枝
1カ所から枝が何本も出ている場合は、本数を減らして、風通しを良くする必要があります。
平行枝
枝が同じ方向に平行に伸びている場合、片方に日が当たらず、枯れてしまう可能性があります。樹形のバランスをみて、片方を根元から切り落とします。
サザンカの剪定に必要な道具は4つ

サザンカの剪定は、他の木と同じように、枝の太さなどでハサミを変えて使いましょう。
・剪定バサミ
・刈り込みバサミ
・脚立
植木バサミ
植木バサミは、主に細い枝を切る時に使います。物にもよりますが、6mmくらいの太さまで切ることができます。

千吉 植木鋏 アルミ柄 普通刃 切断目安生木8mmまで SGP-5NS
アルミの持ち手で頑丈な造りのハサミです。持ち手部分も、痛くならないように樹脂付きグリップを使うなどの工夫がされています。切れ味は良く、8mmまで切れる植木バサミなので、サザンカの花がら摘み(花後に枝についた花をとる作業)のときなどにも大活躍します。
剪定バサミ
植木バサミで切れないような太い枝を切るためのハサミです。

千吉 ラチェット式 剪定鋏 SGP-22R
軽くて丈夫なアルミでできた剪定バサミです。他の商品と比べて約1/3の力で切断できるので、力が弱い方でも楽に使うことができます。また、ハサミ部分もフッ素でコーティングされるため、お手入れも簡単です。
刈り込みバサミ
植木全体の樹形を整える時に使います。

近与(KONYO) ガーデンフレンズ どなたでも楽々扱える軽量刈込鋏
490gと軽いハサミなので、長時間でも使えるのがポイントです。軽量化と切れ味の良さの両方を兼ね備えるために、リブ補強薄刃を使っています。切断能力は10mm程なので、あまりにも太い枝は切れませんが、サザンカの樹形を整えるくらいは簡単にできてしまいます。
脚立
高いところを切る場合は、脚立を用意しておくと良いでしょう。全体的に高い枝を切ることになる場合は、脚立に加えて高枝切りバサミなども使えますよ。
サザンカの剪定前に知っておきたいこと

剪定をするにあたっての準備や注意点をお伝えします。
害虫に注意
サザンカは他の植物に比べ、枝が密集して生える性質があります。そのため、剪定を定期的にしていても枝が込み合いやすく、その部分に害虫が発生するのです。
サザンカの害虫で1番有名なのがチャドクガ。猛毒の毛を持つ毛虫です。この毛が肌に刺さると、痛いわ、痒いわ、腫れるわで、もう最悪!さらに、いくら毛虫自体が死んでも葉に毛が残っていたり、風に舞ったりして、予防するのも難しい厄介な虫なのです。
そして何がもっと嫌かというと、年に2回も発生する時期があるということ。4月~6月、8月~9月と、春と夏に毛虫は発生するため、何度も殺虫剤を振りかけるなどして毛虫を駆除しなければなりません。
毛虫と対峙する時の服装
ザンカの剪定をする時も、そして毛虫の駆除を行う時も、服装には十分気を配りましょう。毛虫の毛は風に舞って肌に刺さるため、外気をシャットアウトする必要があるのです。
必ず長袖、長ズボンを着用し、足や手も長靴や手袋でカバーしましょう。首元もタオルなどを巻き、顔は帽子とマスクの着用をオススメします。出ているのは目元だけ(眼鏡などでカバーするのもOK)にして、肌の露出を控えます。
着用後はテープなどで毛を取り除き、他の洗濯物とは分けて洗うようにしましょう。家の中に毛が散乱しないように、玄関先で服を脱いでおくといいかもしれません。
毛虫を駆除する方法
洋服や道具などを揃えたら、さっそく駆除していきましょう。
・殺虫剤
・剪定バサミ
・ゴミ袋

アースガーデン ケムシ撃滅 切替ジェット 480ml
庭木や観葉植物につく毛虫の駆除に適した園芸用殺虫スプレーです。ジェット噴射とミスト噴射の切り替えができ、高い木の毛虫にも直接届きます。速効成分と持続成分を配合し、発生予防にも効果的。庭木の手入れをする方や、家庭菜園を守りたい方におすすめです。
サザンカの木に向かって殺虫剤または農薬をまきましょう。どこに毛虫がひそんでいるかわかりません。
全体にまんべんなくまいていきます。2、3回たっぷりとまくと、死んだチャドクガが下に向かって伸びてきます。
毛虫が死んだのを確認したら、毛虫がいる枝を根元部分から剪定バサミで切り落とします。枝全体をゴミ袋で覆い、切り落とした枝をそのまま捨てられるようにしておきましょう。
毛虫の駆除を終えたら、その数日後に剪定を行いましょう。駆除した後にもう一度殺虫剤をまいておくと、さらに安心ですよ。
剪定前に花がら摘み
花がら摘みとは、花後、枝についたままになっている花びらを摘み取る作業のことです。
枝に残っている花を茎部分から植木バサミで切りましょう。そのまま残していると、害虫が発生する原因になったり、木が弱る原因となったりするため、このステップは外せません。
サザンカの剪定方法

毛虫の駆除と、花がら摘みを終えたら、本題である剪定に移りましょう。服装は毛虫の駆除をしたときと同じように、なるべく肌が見えないような格好にしてください。いくら毛虫を駆除しても、葉についた毛は残っているため、安心できません。
自然樹形に剪定する場合
サザンカを自然な形で育てる場合は、不要枝の剪定がメインになってきます。
・植木バサミ
・剪定バサミ
・(脚立)
まずは「剪定すべき枝」に当てはまる枝を切りましょう。バランスを見ながら、適度に木の向こう側が透けるくらいになるまで、込み合った枝を取り除いていきます。あまりにも太い枝を切ると、そのあと枝が生えてこない可能性もあるため、注意しましょう。
1つの枝に葉が3枚ほど残るくらいの長さに切ります。残す葉のすぐ上、付け根部分にハサミを入れて切ると、そのあと自然に成長します。
生垣に剪定する場合
生垣を作る場合は、年に2回の剪定が必要です。
・植木バサミ
・剪定バサミ
・刈り込みバサミ
・(脚立)
3月の剪定
1番最初の剪定は生垣の形づくりから始まります。
基本的にサザンカはどのような形にしても問題はありません。作りたい形をイメージし、刈り込みバサミを使って切っていきます。
剪定と違って不要枝に限定せず、すべての枝を切って問題ありません。ただし、あまり短く刈りすぎると生えるのに時間がかかるため、去年伸びた分を刈るような気持ちで行いましょう。
刈り込みバサミを使う時、右利きの人は左手を固定し、右手だけを動かすようにしましょう。軸がぶれないようにすることで、表面がデコボコすることなく、綺麗に整えられます。左利きの方は逆にして試してみてください。
風通りを良くするため、「剪定すべき枝」に該当する枝を、全体のバランスを見ながら切っていきます。あまりにも切りすぎると、スカスカ不格好になってしまうため、適度に剪定していきましょう。
9月の剪定
2度目の剪定は、伸びた分を軽く整える、という気持ちでやっていきましょう。
あまりにも成長が早く、突き出している枝は枝分かれしている部分で切りましょう。
枝の葉を3枚ほど残し、葉のすぐ上部分で切りましょう。あまり切りすぎると花が咲かなくなるので、あくまでも軽く樹形を整える程度で大丈夫です。
まとめ
寒い冬に花を咲かせるサザンカ。その可愛らしい花からは想像できないくらいのエネルギーが隠されているのです。ただ、剪定を放置していれば風通しが悪くなり枯れてしまったり、害虫にボロボロにされたり…と弱っても仕方ありません。元気に花を咲かせるためには、少なくとも年に1度、必ず3月には害虫駆除と剪定を行うようにしましょう!
剪定すべき枝の見分け方も覚えたら、サザンカ以外の植物を剪定する時にも使えるので便利です。自然樹形、生垣、どちらを作るのかを決めたら、害虫に注意しながら剪定に挑戦してみましょう。
※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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