
タイヤの掃除方法を徹底解説!正しい洗い方や押さえておきたいポイントをチェック
タイヤの掃除方法を徹底解説!車の中でももっとも汚れやすいパーツですが、どの程度までキレイにするのが正しいのでしょうか?タイヤのお手入れは寿命にも関わってくるので大切。正しいタイヤの掃除方法や押さえておきたいポイントなどチェックしていきましょう。
目次
タイヤの汚れとの上手な付き合い方

車のタイヤは基本的には消耗品。長く走ることで摩擦により少しずつ溝がなくなり、寿命を迎えます。また、タイヤはゴム製なので、摩擦以外にも熱や紫外線、汚れ、油分、化学物質などのさまざまな要因で劣化していきます。
タイヤの買い替えは、車に乗る人の安全のために必要な出費とわかっていても大きな買い物になるので、できることなら、なるべく長く大切に使いたいもの。
そこで重要になるのがタイヤの定期的なケアです。常に泥だらけ、汚れだらけだと劣化の原因になりかねないうえに、安全性のチェックも怠ってしまいがちなので、定期的にチェックをしましょう。
一方で、洗剤を使ったタイヤの洗浄や、硬いブラシを使ったゴシゴシ洗いは、逆にタイヤの劣化を早める原因になることも。走行すれば必ず汚れてしまうパーツではありますが、あまりにも神経質になってしまうのもよくありません。
黒いタイヤは泥などの汚れが目立つパーツでもあるので、「タイヤが汚れているとせっかくの見た目が台無し…」と感じられることもあるかと思いますが、高い頻度で洗うことはおすすめできません。タイヤの汚れとの正しい付き合い方のキーワードは「たまに、やさしく水洗い」と覚えておくといいでしょう。
タイヤの正しい掃除方法~タイヤをはいている場合~

なかなかタイヤだけを掃除するというのは現実的ではないので、洗車をするタイミングでタイヤも一緒にお手入れをするのがベスト。洗車をする頻度は人によってそれぞれですが、最も一般的なのは1ヶ月に1度程度と言われています。
タイヤのお手入れも、1ヶ月に1回程度を目安にすると良いでしょう。毎週末洗車しているという方は、タイヤの掃除はほどほどにしましょう。
ガソリンスタンドなどの洗車機で洗車する場合、最近はタイヤを洗浄するコースがオプションでつけられるものもあるそうです。気になる方は、挑戦してみるといいかもしれません。
今回は自宅でタイヤの掃除をする場合の方法を紹介します。
・柔らかいブラシやスポンジ
・カーシャンプー

まずは1番汚れるゴムの部分を水で洗いましょう。おすすめはやわらかいブラシやスポンジ。やさしく洗ってくださいね。
ボディの洗車に使うものと同じブラシやスポンジを使うことはおすすめしません。タイヤを洗った後に細かい砂や石が付着したままになっていると、ボディを傷つけることにつながるためです。

溝に大きめの石などが挟まっている場合は、取り除いておきましょう。タイヤを傷めることを防止するだけでなく、走行中にその石が飛んでしまい、後続車のフロントガラスなどを損傷してしまう「飛び石」トラブルの回避にもつながります。

タイヤハウスとはタイヤを覆っているボディの内側のこと。普段の洗車ではなかなか洗いづらい場所ですが、汚れがたまりやすい場所でもあるので、こちらも忘れずに掃除をしましょう。

ホイールはゴムではないので、カーシャンプーを使ってしっかり洗浄してOK。なるべくゴムの部分にカーシャンプーがかからないように気をつけましょう。
これでタイヤのお手入れは完了です。
タイヤの正しい掃除方法~タイヤ交換時に掃除する場合~

地域にもよりますが、シーズンによってノーマルタイヤとスタッドレスタイヤを交換するという場合は、このときもタイヤ掃除のチャンスです。
基本的にはタイヤをはいたまま掃除する場合と大きく変わりませんが、交換時にしかお手入れできない部分もあるので、念入りにケアしてみてください。

タイヤをはいているとどうしても地面との接地面に近い部分は洗えませんが、交換時は全体的に洗うことができます。

ホイールの内側も交換時にしか洗浄できない部分です。カーシャンプーを使ってしっかりと洗いましょう。洗ったタイヤは保管する前に、しっかりと陰干ししてください。
タイヤ掃除のタイミングでコンディションをチェック!

タイヤの掃除や交換は、ひとつひとつは大した手間にならなくても、4本分をやり終えるとなかなか疲れてしまいます。そんな中でも、ここだけはチェックしてほしいというポイントがスリップサイン。
スリップサインとはタイヤの溝の奥にある、盛り上がった部分のことです。タイヤが摩耗して溝が浅くなってくると、このスリップサインが表面に現れてきます。表面に現れている状態だと、もうそのタイヤは買い替えどき。
つまり、タイヤの寿命を判断するための評価基準ということです。このスリップサインは1本のタイヤに数カ所設けられています。スリップサインのある場所にはタイヤの側面に三角形の印があるので、探してみてください。
必ず4本すべてチェックし、今のタイヤのコンディションを把握しておくようにしましょう。
※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
※本記事に掲載する一部の画像はイメージです。
※本記事の内容の真実性・確実性・実現可能性等については、ご自身で判断してください。本記事に起因して生じた損失や損害について、編集部は一切責任を負いません。
