
ウールを自宅で洗濯する方法とは?型崩れを防ぐには平干しが効果的
ウールは羊の毛で作られた繊維です。自宅で洗濯するときは洗濯表示を確認し、水洗い可能なら中性洗剤で優しく洗うことが大切です。手洗いが基本ですが、洗濯機を使う場合はネットに入れドライコースで短時間脱水し、平干ししましょう。縮みや型崩れを防ぐには正しい洗濯とお手入れがポイントです。
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目次
ウールってなに?
衣類の素材を見てみると「ウール」と書かれていたり、「毛」と書かれていることがあります。「ウール」とは羊の毛のこと、「毛」とはウールはもちろんカシミヤやアンゴラなどの動物の毛を総称して「毛」と書かれています。どちらも動物繊維というくくりの中では同じなので、基本的な洗濯方法は変わりません。
またウールが使われている衣類は、ニットやセーター、コート、マフラーなどがありますが、どれもこれからご紹介する洗濯方法で対応できます。
洗濯の前に「洗濯表示」をチェック
すべて洗濯方法が同じというといいましたが、まずは洗えるのか洗えないのかを確かめる必要があります。とはいっても調べ方は簡単。洗濯表示を見てください。

まずは水洗いができるかをチェック!1番右にある「洗濯NG」のマークがなければ、水洗いができます。

次にドライマークがあるかもチェック。「P」はパークロロエチレン及び石油系溶剤によるドライクリーニング、「F」は石油系溶剤によるドライクリーニングを表します。しかし、ドライクリーニングであることに変わりはないので、今回は気にする必要はありません。
水洗いOKで、ドライマークがあるものは、おしゃれ着用の中性洗剤で洗いましょう。ウールの衣類はほとんどがこのタイプです。また水洗いNGで、ドライマークはドライクリーニングしかできません。ドライクリーニングは自宅ではできないので、クリーニング屋さんに頼みましょう。
あわせて読みたい:洗濯表示をイラスト付きで完全網羅!旧表示との違いや洗い方・漂白・乾燥などの確認方法
ウール素材におすすめの洗剤
ウール素材を普通の洗剤で洗ってしまって「縮んでしまった」「型くずれしてしまった」となっては困りますよね。
そのため、ウール素材を洗濯するときには、ウールに対応した洗剤を使ってください。おしゃれ着用洗剤や、ウールマーク認証の洗剤などが適しています。
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ウールの2種類の洗い方
洗濯表示も確認できたところで、これからウールの洗い方を紹介していきます。とはいってもウールの洗い方には手洗いする方法と、洗濯機で洗う方法の2つがあります。ただ洗濯機で洗うことができるものでも、洗濯機では型崩れをしやすいので、手洗いでする洗う方がベターです。
ウールを手洗いで洗う方法
・バケツ
・中性洗剤
・タオル
・平干しできるハンガー

ウールが型崩れしないように、畳んでからバケツに入れます。

優しく押し洗いをしていきます。20回ほど、押して浮かせるというのを繰り返してくださいね。

洗い終わったら、バケツの水を変えてすすぎます。バケツの水を変えてすすぐというのを、ウールから泡が出なくなるまで繰り返してください。

タオルでポンポンと軽く押してあげながら、水分を取ります。型崩れしないように、くれぐれも優しく行ってください。

ウールは必ず平干しをしてください。ハンガーにかけて干してしまうと、生地が伸びてしまいます。また紫外線によって、生地が傷んでしまう可能性があります。干すときは陰干しをしましょう。
ウールを洗濯機で洗う方法
・洗濯ネット
・中性洗剤
・平干しできるハンガー

型崩れをしないように、畳んでから洗濯ネットに入れます。また畳むときも、ネットの中でウールが揺れないよう、ネットにピッタリ収まるようにウールを畳みましょう。

中性洗剤が衣類にかからないように気をつけながら、洗剤を入れます。衣類にかかると型崩れの原因になってしまいますからね!

ウールに優しいドライコースで洗濯をしてください。

長い時間脱水してしまうと、型崩れの原因となってしまうので注意しましょう。目安としては20秒くらいです。タイマーなどで測りながら脱水をしてください。

型崩れをしないように平干しをしましょう。少し強引なやり方ですが、洗濯ハンガーの上に乗せる方法もあります。平干し用のネットがないときは、試してみてください。
ところで、ニットやセーター、コート、マフラーなど、さまざまなウールの製品がありますが、マフラーは特に縮みやすいんです。もしもマフラーを洗濯して縮んでしまったというときは下記の記事もあわせてご覧ください。マフラーが縮んでしまったときは、ヘアトリートメントが活躍します。
あわせて読みたい:マフラーの洗濯方法【素材別】カシミア・ウール・アクリルの洗い方とは?
シワが気になったら、アイロンをかける!
平干しをしていても、干す時にシワができてしまった…なんてこともあると思います。そんなときは、アイロンでシワを伸ばしましょう!ウールの衣類にアイロンをかけるときは、スチームアイロンでふかすのがおすすめです。
・当て布
・スチームアイロン
毛が潰れてしまわないように、当て布をしてアイロンがけをします。
スチームアイロンを当てて、蒸気でシワを伸ばしていきます。
あわせて読みたい:スチームアイロンの正しい使い方とは?蒸気の温度設定や対応生地、衣類スチーマーとの違い
洗濯できないものは、クリーニングという選択肢も
ここまでウールの洗濯方法をいくつか紹介しましたが、中には水洗い不可のモノも。自宅でできないからと言って、諦めなくても大丈夫ですよ。少しお金はかかってしまいますが、こんなときに頼れるのがプロ。クリーニングに出すという選択肢も考えておきましょう。
節約上手な方は避けがちなクリーニングですが、家庭ではできない生地の洗濯も、彼らに任せれば安心なのです!合わせてメリットとウールクリーニングの相場もご紹介しましょう。
クリーニングは何がいいの?
そもそも、クリーニングに出すメリットはなんでしょう?自宅で洗えてしまえば、問題ないように感じますよね。
でも家電のできることには限界があります。プロには、お金を取るだけの確かな意味があるのです。
一つは洗濯をする技術の高さですね。今回のウールなど、家庭での洗濯が難しいような生地でも対応してくれます。専用の機材もそろっているので、仕上がりもかなりいいはずですよ!
もう一つは時間の節約。お金はかかってしまいますが、その分、時間は節約できます。「どう洗濯すればいいのだろう?」なんて考える時間もなくなりまよね。何より自分で洗濯しなくていいので、時間がまるまる空いてしまうのです!もしかすると、ここが最大の魅了なのかもしれませんね。
ウール製品を正しく洗濯して長持ちさせよう
ウールの衣類の洗濯は型崩れを防ぐために、注意するべきことがたくさんあります。少し手間がかかりますが、シーズンごとに1度は洗濯をしましょう。ウールの衣類が縮んでブルーな気持ちにならないように、正しくクールに洗濯をしましょう。
※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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